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こんな私(俺)の物語
閑話 双紫異変U
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「となると、メイド長には会いたくねぇな。張り付けにされそうだ」

さて、どう脱出しようか?これが紅霧異変なら、霊夢か魔理沙が異変解決にきたどさくさに紛れて脱出するか?
だが、すぐに来るとは限らない。やはり自分で脱出するしかないようだ。まあ、敵意を示さなければ攻撃されないだろう。多分。

「それと、地下室には行かないようにするか。冗談抜きで死ぬ」

さてと、歩きますか。
窓から出ればいい?いやいや。割っちゃいけませんよ。

できれば話の通じる奴に会いたい。幻想郷の住民ってなんで話聞かないんだろう?

「さてと、お帰りはどちらかねぇ」

「こちらです」

「・・・・・・(汗)」

なんでいるんですか?メイド長。

「あ、あの、どなたですか?」

「この紅魔館のメイド長、十六夜咲夜と申します」

「あ、ご丁寧にありがとうございます。ところで、案内をしてくださるんですか?」

「はい。できれば早急にこの紅魔館から出ていってもらいたいのですが」

「わかりました。じゃあ、案内をお願いします」

というわけで、話が通じる十六夜咲夜さんについていき、俺はバカに広い紅魔館を出ることができた。


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「あービビった。紅魔館内だけなら神出鬼没なのかもしんねぇな」

案内され、玄関までつれてこられ、寝ている中国(もんばん)が咲夜さんのナイフの餌食になるのを見ていないと思い込みながら、俺は紅魔館の外に出れた。

「案外呆気なかったな。まあ、話が通じれば大丈夫か」

さて、次はどうしようかねぇ。やっぱりここは人里に行くのが鉄板だよね!
と、目的地を定め、俺は歩き始める。

「ッッ!」

瞬間、何かに睨まれるような感覚に陥った。以前、幻想郷にきたときは、八雲紫に少し覗かれていたが、あれとは違い、なんと言えばいいのか・・・・・・邪悪過ぎると言えばいいのか?

『イイニオイ』
ギョロ

後ろを向く。そこには、いくつもの目玉を持つ四つん這いの化け物がいた。

「妖怪!?」

ちっ!なんでこう襲われるかねえ!しかもノラガミの(あやかし)じゃんか!通りでイイニオイとか言ったわけだ!しかも俺が持っている武器が雪器(せっき)にそっくりとは何の因果かねぇ!

『簡易「人類と人外の境界」』種族、天人!

瞬間、俺の緋想の剣が紅い気質を纏う。緋想の剣を一番負担なく使う方法が、種族を変える。ただし、変える種族はあったことがあり、自分が認知している種族だけ。一応天子(地子)にあったから、天人になれた。おい
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