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戦国†恋姫 外史に飛ばされし者
第10話
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戦国†恋姫 外史に飛ばされし者



第10話




少女「ふぅ〜…」

少女「ええと…ひぃ、ふぅ、みぃ…うん。とりあえずはこんなものかな」

少女「はぁ。最近稼ぎが悪いから薪も少ないなぁ。なんとかしないとだけど…戦もないし」

少女「やっぱりどこかに仕官しないとマズイかなぁ。でも堅苦しいのはいやだし…」

少女「こんな私がのびのび仕えることの出来る大将って、どこかにいないかなぁ…」

ひよ子「ころちゃーーーーーーーん!」

正勝「あれっ?ひよ!うわー、久しぶりー!」

ひよ子「えへへ、久しぶりだね!調子はどう?風邪とか引いてない?」

正勝「大丈夫大丈夫。健康そのもの!なんだけどねぇ…」

ひよ子「ほえ?元気ないねぇ。どうしたの?」

正勝「最近、稼ぎが少なくて…はぁ。織田も斎藤も、もっと派手に戦してくれればいいのに」

ひよ子「あははは…」

正勝「で、ひよは今、何してるの?」

ひよ子「今は清洲の織田上総介様にお仕えしてるの。昔、言ってた夢…武士になって功を立てて、おっかあたちを養うって夢が、少しだけ実現できたんだよ!」

正勝「そうなの!?すごいじゃん!」

ひよ子「へへ〜…♪」

正勝「で、そちらの方は同僚さん?」

ひよ子「違うよ!あのね、こちらは私のお頭で、織田上総介様の旦那様なんだよ!」

正勝「…えーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!?」


 いきなりの紹介に俺も驚いたが、俺が久遠の旦那であることに俺の数倍の驚きを見せる。


竜司「あぁ…えっと、はじめまして…かな?そんな緊張しなくてもとって食ったりはしない」

正勝「し、しかし…!」

竜司「確かに織田三郎信長の旦那になってはいるが、ある理由からだ。婚約もしていないし、式も上げていない。まぁ一応ひよ子の上司という認識で十分だ。だから畏まる必要はないぞ」

正勝「は、はぁ…」

ひよ子「えへへ。お頭はね、強くてかっこよくて、すっごく優しい方なんだよ!」

正勝「優しいというか…変わってる人にしか思えないんだけど…」

ひよ子「そんなことないよ!すごく、すごーくお優しくて、それでね、すっごい尊い人なんだよ!」

正勝「尊い?…あ、もしかして田楽狭間に現れた!?」

ひよ子「うんっ!えへへ〜♪」

竜司「なんでひよが嬉しそうなんだ?」

ひよ子「だってだって、何だか嬉しいじゃないですか。お頭のこと、知ってる人がいるって!」

正勝「田楽狭間で織田に勝利をもたらすため、天が織田に贈ったと言われる、田楽狭間の天人ーーーー」

以後転子「ご無礼致しました!私、この辺りを仕切っている、蜂須賀小六転子正勝と申します!天より降り立ち、一
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