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きたりておがめ
1980年
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暇が潰れたのだが、徐々に適応出来たのかダメージが極限まで薄まって気にならない程度になった。
 そうなると暇でしょうがない。
 地獄と煉獄を行き来してスプーを煽って遊ぶしかないかと考えていると天使が現れた!!
 翼があるからたぶん天使。
 おそらくエンゼル。
 
 とうとう天国に行けるのですね!と敬虔な信者的振る舞いを見せてみる。
 千年くらい順番待ちしておくようにと返された。
 いや、無理だから。
 流石の俺も激怒だわ。
 待てないから地獄から這い出たのに、まさかの順番待ち。
 
 
 
 ォレってゅうのわ。。
 
 あまり「ガマン」したくない
 
 ゎかりやすくぃうと。。
 
 「ガマンよゎい」
 
 それでもけっこーまった。。
 
 激おこ。。。
 
 もうマヂ無理。
 
 バックレょ…
 
 
 
 
 
 俺を地獄に堕とした最後の審判を逆走して現世へとダイナミックエントリーを敢行した。
 
 途中で天使っぽいのを何体か突き飛ばして現世におとしてしまった。
 とても悲しい事故だった。
 まあ、俺には関係ないのでどうでもいいのだけれど。
 
 
 
 
 
 1980年 東京 
 
 目が覚めたらガラスケースの中で液体に浸かっていた。
 漬物の気持ちになるですよ。
 むしろホルマリン漬けか。
 結局漬物じゃねぇか。
 
 外を眺めると初老の男性と目が合った。
 人付き合いは最初の印象が重要なのだ。
 愛想が一番、その他は二番、微笑んでおこう。
 
 に、にこっ。
 
 ちょっと引き攣った笑顔になったが問題ないに違いない。
 男性がかなり驚いていた気がするけど問題なんて無いのだ。
 
 
 
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