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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
十字架を背負いし神意の執行者 〜Truth〜
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――ミッドチルダ中央区 機動六課隊舎前海上

「私を・・・私たちを召喚した・・・?」

「クスクス。そう、私が、あなたとシャルロッテをこの次元世界に召喚したの。10年前のジュエルシード。アレをユーノ・スクライアに発掘させたのは私。プレシア・テスタロッサにジュエルシードの情報を与え、貨物船を攻撃させたのも私。ジュエルシードを地球という世界に落とし、高町なのはとユーノ・スクライアを出会わせたのも私。そしてあなたとシャルロッテを喚んだ。高町なのは、ユーノ・スクライア、フェイト・テスタロッサ、アルフ。そして時空管理局と出会わせたるために」

“絶対殲滅対象アポリュオン”における実力の序列2位たる終極のテルミナスから語られた真実。テスタメント・ルシリオンとテスタメント・シャルロッテ、なのはとユーノ、フェイトとアルフ、時空管理局との出会い。その全てがテルミナスによって仕組まれた事だと。

「バ、バカな・・・そんな事が出来るわけが――ぐあっ!」

(ルシル!? もうやめて! これ以上ルシルを、私の手で傷つけさせないで!!)

あまりの内容にショックを受け、動きを止めたことでフェイトの一撃を受けてしまったテスタメント・ルシリオンだったが、運よく致命傷にはならず、すぐに負ったダメージが修復される。

「クスクス。そして夜天の魔導書も八神はやての元へと転生するようにしたのは私。グレアム提督とかいう人間に、八神はやての元に魔導書があることを教えたのも私。そしてルシリオン達と八神家を出会わせたのも、もちろん私。全て私。クスクス」

再度超高速の攻防戦が始まった。そんな中でもフェイトの口を借りて余裕で語り続けるテルミナス。

(そ・・・そんな・・・)

「レリックとジェイル・スカリエッティの一件。それも私。だからペッカートゥムを、観察用と界律干渉の紋様を描かせるために送りこんだの。結局、あまり役に立たなかったし、果てには裏切り者も出てくる始末。あとカリム・グラシアの預言者の著書プロフェーティン・シュリフテンの、預言の内容を考えたのも私。聖王のクローンであるヴィヴィオ。あの子もまた私の駒たちによって生み出された。あーそれと、ここ2年間と最近の契約も私の監修。どうだったルシリオン? つまらない契約の数々、楽しめた? クスクスクス」

「何を・・・何故そこまでして!?」

フェイトの“スティンガー”を“第四聖典”で捌きつつ問い質す。今の彼には戸惑いしかなく、動きも速さも、その全てがフェイトを下回るようになってきた。次第に増えていく傷、傷、傷。

「クスクス。それこそ私の目的のため! 優しい優しいルシリオンのことだから、10年もこんな楽しく幸せな時間を過ごせば、きっとその心は満たされているはず! そこに、その心を根こそぎ破壊するような出来事
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