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MS Operative Theory
MS戦術解説
ゲリラ戦?
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ても、一年戦争での虐殺行為から考えて、連邦国民の支持を得られたとは考えにくい。



??ジオン公国残党軍??

 敗戦を受け入れなかった一部の公国勢力は、地下に潜りゲリラ化した。彼らの目的は「ジオン独立戦争」で唱えられた「スペースノイドの独立」であったが、各勢力間の連携が不十分だったうえ、装備と兵員の拡充も行えないまま、局地戦レベルの戦いを繰り広げるだけのケースがほとんどだった。

 中にはデラーズ・フリートやアクシズといった、大規模作戦を展開した勢力も存在していたが、地球連邦を打ち倒すには至らなかった。また、民間レベルのゲリラ活動が活発だったアフリカ大陸では、アフリカ解放戦線などの地元勢力と協同戦線を展開する残党軍も存在していたが、散発的な攻撃に終始しており、次第に消滅していった。

 こうした残党勢力は地球連邦政府にとっても悩みの種であったと推測される。しかし、一年戦争終結後の混乱のため、大規模な掃討作戦はほとんど行われなかった。



??公国残党の拠点??

 公国軍残党勢力はMSや艦船を装備していることもあって、巨大な拠点を必要としていた。デラーズ・フリートに代表される宇宙の残党勢力は、暗礁宙域の破壊・廃棄されたコロニーや隕石を改修し、拠点とした。

 暗礁宙域が公国軍残党の拠点となっている事は連邦軍も理解していたが、暗礁宙域は座礁の可能性が高い危険地帯であるため、連邦軍であっても簡単に掃討作戦を展開する訳にはいかなかった。地上の残党勢力もMSを装備していた都合上、広大な格納庫を持つ拠点を必要とした。

 このため鉱山跡や洞窟などを改装し、基地とする場合が多かった。砂漠地帯では、偽装シートを被せただけのMS(例:ロンメル隊)も多数存在したが、連邦軍の監視が緩いこともあって、発見される可能性は低かったようだ。



??公国残党軍の装備??

 公国軍残党は、終戦後に投降しなかった公国軍がそのままゲリラ化した存在であったため、装備をそのまま受け継いでいた。装備の中には多数のMSも含まれており、戦後のゲリラ活動の中核として、連邦軍に少なからぬ被害を与えた。

 しかし、MSも機械である以上、予備パーツや燃料(推進剤)も必要となる。デラーズ・フリートヤアクシズのような一部を除けば、そのような消耗品を自給できる残党勢力は少なく、稼働機は減っていく一方だった(組織の隠匿のため、無人地点に拠点を構えたり、周辺地域との接触を可能な限り減らす勢力も少なかったようだ)。盗賊行為や連邦軍からの奪取、活動の収縮といった手段によって、何とか組織と機器を維持する勢力も存在していた。


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