暁 〜小説投稿サイト〜
神の子は世界を巡る《緋弾編》
〜第1部『原作前』〜
第U章 イ・ウー
第009弾 「任務」

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2001年 12月 9歳 深夜


「これで、実力テストは終わりだよ。鋼也君、君の部屋に案内しよう」

「いや、その前にそこで血反吐吐いて転がってるジャンヌ助けてやれよ・・・」

「助けなくても問題は無いよ、時機に医療班が彼女の治療に来るはずだ」

いや、そう言う問題じゃなくてだな・・。と、言う前にシャ−ロックは歩き出し俺は、その後に着いていった。一分ほど歩くと、シャ−ロックは一つの部屋の前で立ち止まる。

「さあ、今日からここが君の部屋だよ」

シャ−ロックはそう言いながら部屋のドアを開ける。

「ん?一人で使うには、かなり部屋が大きくないか?それともすでに同居人でもいんの?」

「ああ、ここはもともと三人部屋だからね。ほかの二人については2003年の3月にここに住むと推理しているよ」

「ふーん」

条理予測か・・まあ、シャ−ロックが言うなら、そうなんだろ。

「それで、これが部屋のカギだよ。失くさないようにね」

「おk、じゃあお休み」

「ああ、お休み」

そう言い、部屋のカギを締め備え付けベットで泥のように眠った。



2003年 3月 10歳


ハァ−イ皆大好き鋼也さんですよ−。一年ちょい時間がたってんのは、イ・ウ−で大したことがなかったからだ。まあ、あった事は医療班の皆から医療技術を教わったり、研磨派の先輩から完全記憶能力をコピ−したぐらいだ。で、現在は夾竹桃ことモモに弛緩毒の生成法を教わっている。

「−−也−鋼−−鋼也−、聞いているの?鋼也」

「ん?ああ、ゴメン聞いてなかった」

「はぁ、教授が放送で呼んでいたわ、早く行きなさい」                                              
「んー、帰ってきたらまた作り方教えてね−」

「ええ、もちろん」                

適当にモモに挨拶して、シャ−ロックの部屋に転移する。

「ういうい−、呼ばれてきたよ−」

「ああ、来る頃だと推理していたよ」

シャ−ロックは何が楽しいのか、ほがらかに笑いながら言う。

「で、何の用?」

「鋼也君に一つ依頼があってね、ルーマニアに行って少女を一人助けてきて欲しいんだ」

・・・え?・・ルーマニア?それってこの時期だと理子じゃね?VSブラドとかヤダよ、行きたくない。

「ゴメン、お腹痛いから部屋に帰るわ」

「却下だよ、これが地図だ行ってきなさい」

チッ・・シャ−ロック、一度決めたら考えを改めないからな・・しゃ−なしだ。

「はぁ・・報酬は弾めよ」

「もちろん、最高の報酬を用意しているよ」

シャ−ロックは胡散臭い笑みを浮かべながらそう言った。



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