暁 〜小説投稿サイト〜
いつか必ず、かめはめ波を撃つことを夢見て
第05話 修行!かめはめ波特訓
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 ナシゴは占いババの情報を基に北の大陸へ向かいながら、修業の日々を続けていた。移動は基本的には自分の身体のみ使って走るか、もしくは海や大きな川の場合は泳ぐかする。その途中で、武術の型を練習したり、瞑想で精神を鍛えたり、筋肉トレーニングをしたりしている。

 最近では、原作知識にあるような亀仙流にならって重りを使った修行も始めている。合計60kgの負荷を掛けての修行は、かなり満足行くような修行の結果が出せている。

 そんな中、特に熱心に修行しているのは気の操り方だ。ナシゴは、身体の中に宿る気という体内エネルギーを感じることは、出来るようになっていた。最初、気の存在に気づいた時は、嬉しくなり飛び跳ねて、これでかめはめ波を撃つことにだいぶ近づいたんじゃないかと思ったが、気という体内エネルギーに気づいてから先の道のりがまだ見いだせていなかった。
 つまり、気を体外に放つ方法がわからなかったのだ。体外にエネルギーを出す方法がわからないナシゴは、気弾を撃つことも出来てはいなかった。
 さらに問題があった。身体の中の気は感じ取れるのだが、それを高めることも操ることも出来ていなかった。まずは、気の操作を修得するのが直近の目標であった。

「かぁ……めぇ……」
 身体の中の気に注意しながら、気を大きくするようにイメージする。
「はぁ……めぇ……」
 大きくイメージした気を体外に放つようにする。
「波ぁ!」
 ナシゴの手のひらからは、やはり何も放たれることなく終わる。

 日課としている、かめはめ波の練習は、まだまだ夢への道のりが長そうなことを物語っていた。

 技というものを新たに考えつくのは、長く厳しい修行と、ある種の天才的な直感が必要であるとナシゴは考える。しかしナシゴには、長く厳しい修行はお手のものだったが、直感の部分では自分にはない能力だろうと自信はなかった。前世でも、新しい技を編み出すということは本当に少ししか出来ていなかったとナシゴは思い出す。先人たちの積み上げていた技を習得し、効率よく改善することはできていたが、そこから新しい技と呼べるものを創りだすのには本当に苦労した。田中竜二は、生涯でたった2つしか出来ていなかった。

 やはり、独学で学ぶのは限界があるかと感じたナシゴは、誰かに師事することを考える。でもドラゴンボールの世界に居るのならば、ドラゴンボールのキャラクターの誰かに師事してみたいと考える。

 今の時代でも生きているドラゴンボールの強者。一番に思いついたのは、カリン塔のカリン様だ。原作では800歳以上だったカリン様は、既に生まれているだろうと思うナシゴ。
 もう一人思いついたのは、ミスターポポ。代々の神様に仕えてきたミスターポポは、かなりの長寿だろうと考えるナシゴ。しかも、戦闘力は1000を超えていたは
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