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DQ4 導かれちゃった者達…(リュカ伝その3)
第6章:女の決意・男の勘違い
第25話:集団行動は苦手ですか?
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番してても大丈夫なのではないか? 我々だけでも世界樹攻略は出来るぞ」

自身の力量を過小評価されたライアンさんは、些か憤慨しながらウルフさんに抗議をする。
だが私も、アリーナ様・シン様・ライアン様が居れば世界樹の方は問題ないと思うし、ウルフさんを中心に居残りをすれば、情報収集チームも危険は少ないと考える。

「違う違う違う! 俺もライアンさんやシン君・アリーナ姫の実力を過小評価するつもりはない! だけど考えて見ろ……リュカさんが先行してしまったら、その後を追うようにビアンカさんは世界樹攻略に加わるだろ!」
「そうね……リュカが何処に居るか解ってて留守番なんて絶対に嫌よ!」

「みんなの実力を信用してても、ビアンカさんに万が一の事があったらって考えると、戦力分散は絶対に出来ないんだ! アイツ今回の件でビアンカさんが怪我をしたら『やっぱり冒険は危険だから、僕は安全な所でビアンカと一緒に暮らすよ!』とか言って、エンドール辺りに引き籠もり俺等の手伝いはボイコットするぞ! あのオッサンを今後も利用する為には、ビアンカさんに傷一つ付けてはいけないんだ……」

なるほど……確かにリュカさんが居ると居ないとでは、安心感が全然違うだろう。
旅をし強くなったアリーナ様やシン様・ライアン様等全員と戦っても、リュカさんの方が強い事は想像出来る。

あの人の存在を利用する為には、ビアンカさんを傷つけてはいけない……
その為には、無駄と解りつつも全員で世界樹攻略を行わねばならない……
発端はリュカさんの所為なのに、彼の為に苦労しなければならないなんて……確かに苛つきますね!

「くっそー……こんな時にティミーさんが居てくれれば!」
ウルフさんのぼやきは止まらない。
きっとティミーさんとは大変頼りになる人物なんだろう。

「一緒にポピーも居たら面白い事になるのにね」
旦那の悪口を言われ続け、少し憤慨気味に反論するビアンカさん。
ポピーさんとは誰だろうか?

「止めて下さいよ恐ろしい! これ以上混乱の元凶を内部に取り入れるなんて悪夢だ! リュカさんにマリー……更にポピー義姉(ねぇ)さんまで加わったらカオス以外の何物でも無い! ヒゲメガネだって、そのくらいは解っててこの結果なんだから」

「マリー……貴女の彼氏は、貴女の事をとても評価してるわね」
「えぇお母様。ポピーお姉様と同系列になるなんて感激ですわ! これからも高貴なる血筋に相応しい生き方をして行きますわ!」

「ふん、勝手にすればいいさ! 良かったリューノに手を出しといて……俺の心のオアシスはリューノだけだよ!」
「大丈夫、そんな事言って? 私にもお父さんの血は流れてるのよ」

「大丈夫だね! スノウさんの血が重要だって最近になって理解した。よく考えたら、ポピー義姉
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