暁 〜小説投稿サイト〜
東方夢想録
博麗神社 編
博麗霊夢ルート
第15話 己の己

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オレは大事な事を忘れていたみたいだ...

「オレ...死んでんだった」

全てではない、だが
記憶を取り戻したんだ
なんでこんな時に思い出したんだって?

記憶を思い出した時にこんな記憶があった。本当かどうかはしらないけどな

『愛され愛す時...(おのれ)は己になりゆるだろう』

ってのがあったんだ

訳せばこうだ
オレは霊夢と良い関係を築いた(愛され愛す時)
オレは記憶を取り戻し、自分を見つけた(己は己になりゆるだろう)
こう言うことだ

さてと、ここでオレの紹介と行こうか

オレの名前は 西行寺(さいぎょうじ)幾斗(いくと)
昔...死ぬ前に誰かにこの名字を名付けた気がするのだが
この事はまだハッキリと分かったわけではない。曖昧(あいまい)な記憶だ

それとオレの能力だが、幾つもある
まず一つ目は 素を操る 要は歳を操るんだ。じいさんになったり子供になったりできる
これはもうわかった能力だが 能力をコピーする能力
これで理解が出来るであろう スペカをコピーする能力
そんでもって

死を操る

スゴい能力だろう? だが何故かその能力は使えないんだ
これまた誰かに授けた気がするんだ

そして最後にオレには面白い能力がある...はず
ダメだ、思い出せない...

オレが元々、何処(どこ)にいた者なのか
何をしていた者なのか
何故死んだのか

思い出せない


オレはオレに伝えたいことがあったみたいだが
それも思い出せない。残念だ
いや、ほんの少しだが覚えている気がする

『亡霊には亡霊を.......そして』

そして...なんだ? クソ。思い出せない

ピンク色の小さな女の子?
泣いてる? 涙流して笑顔?
あれ、薄れて行く...
違う。自分が消えてるんだ

「あぁもうめんどくせぇ!!」

帰ろう


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