暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 〜白の剣士〜
最後の戦。そして───。
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俺たちが拳を合わせたと同時に、俺たちは光に包まれた。

「どうやらお別れだ」

「だな・・・」

「次は新たな舞台で会おう、シオン・・・」

「ああ・・・」

その言葉を最後にアルモニーは姿を消した。

「エリー、今度は向こうで会おう」

「うん、私が迎えに行くから」

「ああ、よろしく頼む・・・」

最後に口づけを交わし、抱き締めあった。

そして、消える直前に────。













「愛してる・・・」













そして、俺たちはSAOから去った・・・。

約束を連れて・・・。

〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜・〜

「─────」

とある病院の一室、彼は静かに目を覚ました。

『ここ、は・・・』

周りには医療器具の数々が置かれていた。
体が思うように動かない、両腕が何とか動く程度。
頭に触れると、そこには頭を覆うナーヴギアがそこにあった。

『─────』

すると、部屋の扉から一人の看護師が入ってきた。

「せ、雪羅さん!?目を覚ましたんですね!」

よく聞こえないが、何やら驚いている様子。

「大丈夫ですか?どこか痛むところは?」

「あ、の・・・」

彼は声を振り絞り、何かを言おうとしている。

「どうしました?」

看護師が尋ねる、そして彼が発したのは───。

















 
 


「私、は・・・誰、です、か?」

物語は終わりを告げた、しかし、また新たな物語が始まろうとしていた───。

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