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駄目親父としっかり娘の珍道中
第50話 決め台詞は【アポ!】
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いく。その刹那、浪人達は突然蜘蛛の子を散らしたかの用に吹き飛んでいく。その最に老人もまた跳ね飛ばされてしまった。
 新八達は何故浪人達が吹き飛ばされたのか、その奥を見た。其処には普段から見慣れた光景が映っていた。
 銀色の髪に白の着物を羽織り、死んだ魚の様な目をして腕には木刀を持った万事屋のオーナー。
「ぎ、銀さん!」
「よぅ、あんたがこの会社の社長さんかい? だったらこれで面会してくれるだろ?」
 そう言って銀時は老人に向かい何かを投げ渡してきた。老人が受け取ったそれは、真っ赤に輝く果実であった。
「な、何だこれは?」
「何だこれは? そうです、それこそ皆大好き―――」
 銀時が一旦区切り、懐から同じような紅い果実を取り出して見せる。すると、銀時の後ろからついてきたなのはが姿を現し、同じように真っ赤な果実を手に持って現れた。
「「青森アッポォウ!」」
「アッポォウ!」
 見ると背負っているであろう赤子までもがあわせるかの用に手に真っ赤な青森アッポォウ、つまりリンゴを手に持っていたのだ。
 余りに唐突な銀時達の登場に思わず場の空気が静まり返ってしまったのは、この際言わずもかな、だったりする。




     つづく
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