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バトルロワイアル 桐山和雄の章
プロローグ〜第4話
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タッタッタッ


誰かが海岸の道路を走っているようだ


沼井充「ハァ ハァッ ハァッ もう少しだ」


彼の名前は沼井充 桐山和雄をボスと崇める
桐山チームのメンバーである


彼は今桐山和雄と合流するために南の端へと
向かっていた


教室での事だあの時桐山はチームのメンバーに
メモを渡していた 南の端で待っていると


桐山和雄が自分達を勝利へと導いてくれる
沼井充に恐怖などなかった


自分達は落ちこぼれだ そんな自分達にとって
桐山和雄は正にカリスマだった


桐山和雄に初めて会った時の輝きは今でも
心に焼き付いていた


自分達にとって桐山和雄とはそれ程の
存在だったのだ


充「……もう近いな、もうすぐボ スに会える
見てろよ!政府の連中め! ボスが桐山軍団が
お前らをぶちのめしてやるぜ!!!」


  ………その時…………


バシュッ! ドンッ!! パラララララララ
ラララー!

充「! 何だ! 今の音は!!」


充は全速力で走った


そして待ち合わせ場所で見たものは


充「なっ!!?! こ これはっ!!!!」


走り去る人影、その手には大型の銃を持って
いるようだ


そしてすぐ近くには片手にマシンガンを持ち
立ち尽くす桐山和雄


その周りには自分たちのメンバーである雲長博
笹川龍平 そしてクラスメイトで自分が密かに
想いを寄せていた金井泉の死体が無惨にも
転がっていた


無表情で立ち尽くす桐山和雄の足元には
コインが落ちていた


近づくとボスも自分に気がついたようだ


桐山和雄「……………充か?」


充「…ボス……一体何が……」


  …………コインは表だった…………




あとがき

まだ杉村弘樹編終わっていませんがネタが
出来たので投稿してしまいました


もしも桐山和雄のコインが表だったら
その様なお話になります


はたして走り去った人影とは


そしてもう1つ重大な事があります!!
何と遂に桐山和雄が喋りました!!


凄いぞ自分!! よくやってくれたー!!






  ……沼井充はただ静かに桐山和雄の言葉を
待っている……


辺りは静まり返っている この場にいる者は
全部で5人だ


再会する筈だった同じ桐山ファミリーである
黒長博と笹川龍平、そして同じクラスメートで
ある金井泉は既に帰らぬ人となっていた


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