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バカとテストと召喚獣ing
57限目 僕と留守番と新たな刺客
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「もう一度言わせる気?」
「.........」
「もう一度言うね。携帯見せて」
「嫌だと言ったら?」
「.........」
その間が本当に恐しい。
「私を人殺しにさせたいの?」

何でこんなことになったんだろう


事の発端は今日の事だった。今日は冬休み最終日ということもあり皆は課題のため遊べないらしい。もちろん明久が課題をするはずがなく部屋でゴロゴロしていた。とそこに1人の乱入者が現れた

「ねぇ。姉さん。この人誰?」
「従姉妹優衣さんです」
「何で僕の家に来るの?それもキャリーバックを持って...」
話を聞くには今両親が不在のため従姉妹のうちに行けと言われたそうだ。明久にはそれよりは1つ気になることがあった。
それはさっきから優衣と姉さんがこそこそ話している事だった。
今までの経験からいって姉さんがこそこそ何かしていいことは全くといっていいほどない。
「私はこれから仕事なので2人で過ごしてて下さい」

ここから吉井明久の最悪な長い1日が始まった

従姉妹といっても向こうは高校1年で1つしか違わないし、街に出たら10人の男は皆振り向くような可愛さだ。それに明久は女の子と1日一緒という経験が全くといっていいほどない。
「何か飲む?」
取り合えずなんとかしないと、と明久は思いつつベタな会話で切り出した
「このコップでもいい?」
優衣は飲むようのコップを聞くがなぜか明久に「それじゃなくてこれにして」と言われた
「この三つのコップは?」
「このコップは姫路さんと美波と秀吉ようだから」
「ふーん。じゃあその3人はよくアキ兄の家に来るの?」
「え?え?ア、アキ兄?」
「それよりさっきの答えは?」
「秀吉はよくうちに遊びに来るけど姫路さんと美波はたまにしか来ないかな」
「その三人って女の子?」
「うん。そうだよ」
1人れっきとした男のはずなのに明久は迷わず女の子と即答した。
ふーん。と言いながら優衣は何やらメモ帳に記入しだした。
「な、何してるの?優衣さん」
「アキ兄の秘密の不純異性交遊についてメモしてるの」
明久はしまったぁ。と大きなため息をついて、優衣に念のため聞いてみた
「そのメモ帳ってどうするの?」
「姉さんに渡す」
もし、このメモ帳が姉さんの手に渡ったら命がない
(僕が無事に明日を迎えるためにはあのメモ帳を奪取するしかない。もしものときは....)
「どんな手を使ってもメモ帳を奪わなければ。なんて考えても無駄だよ」
「な、何で?」
「だってこれ携帯にもメモしてるから♪」

吉井明久終了のお知らせ

「でもまだ言わないよ」
「本当に?」
「うん。だってまだこれは友達の領域だからね。報告はその領域外だから」
「その領域外って何?」
「えー
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