暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
Epos12終宴〜Curtain fall of The Desperado Party〜
[2/14]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
無法者! メンバーは、モノケロス、ペガス、ペリュトン、ガンコナー、サントール!』

ヴィータちゃんが、ううん、私たち全員が憤怒した連中だわ。はやてちゃんのような幼い子供を誘拐したり、管理外世界でも悪事を働いたりしてる。当たるような事があれば何としても撃破しよう、って決めていた。私の相手になるのは女性、サントール。私と同タイプの補助に優れた魔導師。真っ先にあなたのリンカーコアを奪って見せるわ。2度と悪事が働けないように、ね。

『さぁ、第一翔者はいざ覚悟を!』

私たちは崖の縁に立っていつでもスタート出来るように身構える。そして始まるカウントダウン。頭上に展開されたモニターを見詰める。

「(5・・4・・3・・2・・1・・)0!!」

――旅の鏡――

まずチーム・レガリアのサントールに標的を絞る。私は飛び降りず、先に飛び降りた連中の内の1人、サントールの飛行軌道・速度を予測演算。転移魔法・旅の鏡の転移先座標をサントールのリンカーコアのある胸部に固定・・・しようとしたところで、「っ!?」旅の鏡が不発に終わっちゃった。

「え?」「あれ?」

『おおっと!? これはいったいどうしたことか!? チーム・レガリアのサントール、チーム・ロウダウナーのドーンが落下し始めたぞ! だがチーム・バルケッタ・インダストリーのオイルーンは問題ないようだ!』

実況者の言う通りその2人が崖の壁から突き出ている尖塔の1つに墜落した。オイルーンはそれを見届けて、今度は私を見上げて来た。あの2人が墜落した原因は間違いなくアレだわ。オイルーンの全身を覆うかのように青い光が湧き上がってる。でもあれは魔力じゃない。もっと別のエネルギー。きっとアレが、2人を墜落させた原因。

『えー、ここで開発主任さんから情報を頂きました。対魔導師戦用自律型デバイス試作機α・オイルーン。なんと魔力とは別種の、企業秘密なエネルギーを運用可能としていることで、AMFを搭載しているそうだ!』

AMF――アンチ・マギリンク・フィールド。魔力結合・魔力効果発生を無効にするAAAランク魔法防御だと言う情報を持ってる。つまりあの2人は飛行魔法をキャンセルされて墜落したのね。旅の鏡も不発したのもきっと・・・。
ううん、問題はそれだけじゃない・・・。下手をすれば私の素顔を隠してる変装も破られるかもしれない。それだけは何としても避けないと、みんなに迷惑を掛けちゃう。オイルーンは私を標的にしたようで、高速で上昇してきた。このままじゃAMFの効果範囲に入ってしまう。それを避ける方法はただひとつ。

――旅の鏡――

本来は取り寄せの魔法だけど、空間を繋ぐことには変わらないから簡易の転移移動を可能とする。オイルーンのAMFの効果範囲に入る前に転移を行って、峡谷内――コースに進入する
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ