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古の鉄の巨人を駆る他世界への介入者
狩り
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「キョ、キョウスケさんさっきなんて!?転生者って言いました!!?」
「言ったがそれがどうした。お前も転生者だろう、大神」
「!?」

勇太は先程から混乱しっぱなしだ。鉄の塊を刀でいとも容易く切り裂いたり、目の前の敵を転生者と呼んだと思ったら、自分の事も転生者と呼んだ。この男、キョウスケと一体何のだろうか。という疑問がどんどん膨れ上がっていく。

『オマエェ…ナニモノダァ』

不正転生者、阿部 隆徳も驚いていた。自分が転生者であることと自分の名、手に入れた力の名も言い当てたからだ。そして、自分の知識には無い男。自分の武器をあっさりと切り裂いた事も気掛かりだ。

「お前は大神 勇太とは違い、馬鹿でまぬけのあほの下級神が転生管理局の手続きを取らずに無許可に転生した者だ。貴様の命と力を回収させて貰う。招待しよう、俺の世界へ」

そう言いながら指を鳴らすと、3人を除いた世界の全てが灰色へと変わっていく。全ての動きが止まっている。土煙、空気の流れ、人の表情から呼吸から何から何までとまっていた。

「な、なんだこれ!?時を止める程度の能力!?ザ・ワールドなの!?」
「まあそれに近いな」
「マジで!?キョウスケってあれ、咲夜さんのご親族!?」
「いや違うが」

キョウスケは両腕、両足にアルトを展開し体勢を整え始める。阿部もキョウスケを凝視警戒する。

「俺の名はキョウスケ・ナンブ、神々の頂点 最高神エクナの部下であり準最高神の座に着き、粛清と断罪、そして修正を司る神だ」
「か、神様だったんですか!!?しかも準最高神!?それって神の中で2番目に偉いって事じゃ…」
「その認識で悪くは無い、だが今は戦いに集中しよう」

そう言いながらも軽々と攻撃を受け止め、そのまま背負い投げの要領で壁へと叩きつける。勇太はそれに合わせて銃を連射、壁に叩きつけられた阿部に向かって銃弾を叩き込んでいく。

『チョウシニノルナァァァアアアア!!!!!!!』

壁から猛スピードで疾走する阿部、勇太はコールドメタルソードを構えるがその前に一枚のカードが宙に待った。そのカードにはこう刻まれていた。『召喚(summon)』と。

【グオオオオオッ!!!】
『ナニ!?グワァァ!!!』

突如盛り上がる土、それは地面から生える蔦が生長するように伸びて行き、安部の腹部を捉えながら更に成長していく。そして、5メートルを超えたところで土がすべて落ちて正体が露になった。

蛇のように長い首を撓らせながら阿部の腹部に噛み付きながら空中を悠々と飛行している。その見た目は東洋の龍を思わせるものだった。だが身体が人間に近く、長い尾、肩から飛び出している水晶が特徴的な龍。東洋と西洋の龍が融合したような姿をしている。この龍はキョウスケが契約している数多い神獣の一
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