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Element Magic Trinity
孤独な雷鳴
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間もない、どうする・・・」








【神鳴殿発動まであと45秒】

横目で残り時間を確認したラクサスの顔にナツの蹴りが決まる。
続け様にシュランが不慣れながらも拳を決めた。

「何も起きねぇ!」
「エルザ様が止めてくださいます!」
「黙れ・・・」









はぁはぁと息を切らしながら、エルザは膝をついていた。

「あと100・・・あと100本の剣がなければ同時には・・・」

上空に浮かぶ魔水晶(ラクリマ)は今にも雷を放とうとしている。
それを視界に入れながらもあと100本の剣を展開するほどの魔力が残っていないエルザは顔を歪めた。
もうダメかと思われたその時――――――

《オイ!皆聞こえるか!?一大事だ!空を見ろ!》
「!」

エルザの頭の中に声が響いてきた。

「ウォーレン!?念話(テレパシー)か・・・」

その声の主はウォーレン・ラッコー。
彼も妖精の尻尾(フェアリーテイル)の魔導士であり、距離がある相手にでも連絡を可能にする念話(テレパシー)の魔法を得意としている。

《くたばってる奴は起きろ!》

その言葉にマグノリア中にいる魔導士達が目を覚ます。

《ウォーレン?》
《空って・・・》
《何だありゃ・・・》
《何コレ・・・頭の中に声が・・・》
念話(テレパシー)だよ》

その声を聞いたルーシィが頭を押さえ、ルーが短く説明を入れる。

《ケンカしてる奴はとりあえず中止だ!》

街でのケンカが終わる。
ウォーレンは続けて叫んだ。

《よく聞けお前ら!あの空に浮かんでる物をありったけの魔力で破壊するんだ!1つ残らずだ!あれはこの街を襲うラクサスの魔法だ!時間がねぇ!全員でやるんだ!》

それを聞いたメンバー達は改めて空を見上げる。
そして雷を纏う神鳴殿を見つけた。

《何だとォ!?》
《あれがラクサスの・・・》

驚愕を隠せないメンバー達。

「ウォーレン、お前・・・何故神鳴殿の事を・・・」
《その声はエルザか!?無事だったか!?》
《エルザだって!?》
《石から戻ったのか!?》
《おおっ!》

エルザがそう問うと、返ってきたのはウォーレンの声ではなくグレイの声だった。
それと同時に歓喜の声が沸く。

「グレイ!?そうか、お前が・・・」
《ウォーレンを偶然見つけてな》
《オイ・・・エルザが無事って事は他のコ達は》
《レビィは・・・!?》

ジェットとドロイが慌てた様に他のメンバーの安否を心配する。

《皆無事よ、安心しなさい》
《私とヒルダも大丈夫。ティアちゃんとレビィちゃんはギルドにいるよ》
《ビスカもギルドにいるわ》

そんな2人とアルザックをはじめとす
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