暁 〜小説投稿サイト〜
虹の軌跡
第三十七話

しおりを登録しました
[8]前話 [2]次話
先程とは変わって鈍い打撃音が響く

SFF 132km/h
ファウル


はじめ
「そうだ、スプリットがあったな。忘れてた」

失敗したと言わんばかりに舌打ちするはじめ

その後ストレートを空振り、スプリット2球をそれぞれレフト前ヒットとセカンドゴロにした

そして六球目

勝負は思わぬ展開を見せる

2球目以外サインを送っていたのは啓一だった

ブロックサインで球種とコースを決めて投げていたが、それがはじめに看破された


はじめ
「…っ!!」

キィン

本日一番の当たりと言っても過言ではない当たりだった


打球は右中間を割り60m以上の飛距離を見せた

啓一
「チッ、ツーベースか」

虹太郎
「いや、はじめの足ならスリーベースだな」

今回の審判の虹太郎が苦笑いする

ストレート 136km/h
三塁打


これで累計14点

もう一度三塁打が出ればはじめの勝ちだ

啓一
「フゥ…」

息を一つ吐いた啓一の目に写ったのはまたもやサインを出している虹太郎だった

啓一
「(『アレ』もやるのか…まぁ俺も負けたくないしな)」


[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ