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Ghost trick
神様の悪戯
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いつもより早く起きた吹雪の筈だったが…。

『はぁ…(-_-;)』

?「まぁまぁ、そんな落ち込まないでよ」

すると、何処からか、男の声が耳に入った。

?「氷牙吹雪でしょ?俺は世に言う神様だよ」

『……』

神様「…聞いてる?」

聞き返す様に、神様は吹雪に尋ねる。

『…あ、ゴメン。ウチそう言うの信じないタイプだから』

と、冷たい視線を返す吹雪。

神様「そんな哀れめな目で見ないでよ!」

『大丈夫だ。世の中には、お前みたいな変な奴が、ごまんと居るから安心しろ』

神様「…お願いします。俺の話を聞いて下さい」

すると、吹雪の言葉に心が折れた神様は、サラリーマンの様な綺麗な土下座をした。

『んじゃ、分かる様に説明しろ。仮に10万歩譲ってお前が神だとしても、ふざけた事ぬかしたら
唯じゃおかねぇぞ』

黒いオーラを放つ吹雪に、神様は冷や汗を流しながら本題に入った。


〜説明中〜


『ふーん。じゃあウチは、お前に選ばれた人間って事?』

神様「まぁ、そんな所だね」

『…で、ウチどうなんの?死ぬの?この歳で』

神様「死なないよ。吹雪には、第二の人生を送って貰うよ♪」

『貰うよ♪じゃねぇよ!(怒)』

余りの発言に、吹雪は神様をぶっ叩いた。

『それに、ウチ普通の人間。一発で殺られるじゃん』

神様「大丈夫。ちゃんと能力(ちから)あげるから」

『いや、仮に能力者になったとしても、早死になるだけじゃね?』

神様「そう簡単に死なない様にするから(笑)」

と、笑って誤魔化す神様。

神様「異世界に行く前に一つだけ、吹雪の願い叶えてあげる」

『拒否権無ぇのかよ』

神様「まぁ、何事も挑戦だよ(笑)」

『(何が挑戦だ。コノヤロー)』

会話のドッチボールを交すのに疲れた吹雪は、諦めて従う事にした。

『何でもね〜』

吹雪は腕を組みながら、頭を働かせて考える。

『今までの奴等は、どんな願いだったの?』

神様「女だったら、逆ハーが殆どだったよ」



















『馬鹿だな』←キッパリ(笑)

神様「まぁね」

『逆ハーねぇ…。恐いね、女って(笑)』

他人事の様に事を収める吹雪。

『そっか〜。う〜ん……』

そして、吹雪は再び頭を使って考える。

『じゃあ…女を魅了する力が欲しい』

神様「お、女を…?」

彼女の出した答えに、拍子抜けする神様。

『出来ないの?』

神様「いや、出来るけど…。何で女なの?」

『敵に回すと、クソ面倒臭いから』












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