暁 〜小説投稿サイト〜
Element Magic Trinity
弾幕剣舞
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れるのであれば話は別ですが、ジュビア様やティア様を石へと変えたエバーグリーン様の御命令は聞くに値するでしょうか」

そう言いながら、シュランの脳裏にふととある映像が流れる。
ファントムにいた頃の抗争。姉の脚を治してほしいと頼んできたクロス。
断った瞬間、剣を辺り一面に展開されたのだ。

「・・・」

その言葉にエルザは沈黙し、ゆっくりと換装する。
着ていたゴスロリを別空間へと還しているのだ。

「エルザ様!?何を・・・」

まさかエルザが相手の脅迫に応じるとは思っていなかったシュランは目を見開く。
そしてエルザはゴスロリを脱ぎ――――――――――





「そうか。命より勝ち負けが大事というなら、それは見事」





―――――――天輪の鎧へと、換装した。
しかも、幾千もの剣を展開した状態で。

「え?」
「は?」

予想外のエルザの反応に、エバーグリーンもシュランも目を点にする。

「粉々に砕けた娘達の命は、貴様の命で浄化するとしよう」

エルザの顔が怒りに染まる。
エバーグリーンから滝のような汗が流れ始めた。

「きゃあああああっ!」

エバーグリーンの断末魔の叫びが響き、剣が一気に放たれる――――――












―――――――事はなかった。

「ハッタリはこう使うんだ」
「ま・・・参りました」

代わりにエルザの拳がエバーグリーンの顔面に深くめり込んでいた。
その様子を後ろで見ていたシュランは―――――

妖精の尻尾(フェアリーテイル)の方々は、皆様剣を展開して脅すのでしょうか・・・」

何か勘違いしていた。












パリィン。
ギルドに何かが割れるような音が響いた。

「あれ?何これ」
「!?」
「一体何が・・・」
「ジュビア、どうしたのでしょう?」
「私達・・・」
「んん?」
「よく解らないけど、記憶が飛んでる・・・」
「にしても、何でこんなにギルドに人がいないの?」

石化が解けたのだ。
ルーシィ達はエルザと違い完全なる石だった為、何が起こったのは解らず呆然としている。

「おおっ!元に戻ったーーーっ!」
「ルーシィ!」
「え?何!?」

それを見たナツが歓喜の声を上げ、ハッピーが泣きながらルーシィの胸へと飛び込む。
突然の事に戸惑いながらも、ルーシィはハッピーを受け止めた。
入り口前に、新しい情報が現れる。

【エルザ&シュランVSエバーグリーン】
【勝者;エルザ&シュラン】

(よくやったエルザ、シュラン。人質は解放された。さあ、どうするラクサス)







「・・・!クソが・・・」
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