暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
涙 〜Lacrimae〜
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対に取り返す。そして今度こそは守りきる」

だからと言って挫けてたらみんなに合わせる顔がない。そやから私は折れへん。ロッサは「そうか。落ち込んではいても、やる気は満ち足りている。立派だよ、はやて」そう言うて私の頭を撫でる。私は「六課の部隊長を務める者として当然や!」と精いっぱいの笑顔を向ける。

「・・・はやて。君とクロノ君たってのお願いだったから、一応許可は貰っておいたよ。でも本気かい?」

これが本題や。私とクロノ君がロッサに頼んだこと。廊下の窓から見えるのは、次元航行船L級艦船・第八番艦アースラ。私らがずっと昔からお世話になっていた思い出深い艦。
六課の隊員たちの生活空間も含めて、本部は必要不可欠や。それに、今後の事を考えていけば、きっと移動できる本部のほうが都合がええしな。そのためのアースラ。廃艦工程直前のところを、ロッサに頼んで六課に回してもらった。

「ごめんなアースラ。お休み前にもうちょっとだけ、私らともう一度おなじ空を飛んでな」


・―・―・シャルシル先生の魔法術講座・―・―・


シャル
「今回も始まりましたシャルシル先生の魔法術講座。
えー今回は出張版ということで、ルシルの創世結界・英知の書庫アルヴィトよりお送りしてます」

ルシル
「何も君まで出なくても良いだろうに」

シャル
「ダーメ。前回はルシルだけでやってくれたんでしょ。私が始めたコーナーなのに。今回も私がお休みなんてして、ルシルが1人でやるってことになったら迷惑だって思って」

ルシル
「馬鹿を言うな。誰が迷惑だと思うものか。今の君は、誰を頼ったって良いんだ」

シャル
「ルシル・・・、うん、ありがと。でも私のコーナーだから出ないとねっ?」

ルシル
「もう好きにしろ」

シャル
「好きにするもんっ。というわけで早速ゴー♪

――女神の祝福(コード・エイル)――

――創世結界――

今回はこの2つと言ったところかな」

ルシル
「了解だ。では、女神の祝福コード・エイルからだな。私の有する治癒術式の中で最高のものだ。故に上級術式の1つに数えられる。
これは対象が死んでいなければ、どんな怪我や病気を治すことが出来るというもの。なんだが、自分に術を掛けることは出来ないという欠陥術式でもある。しかしこの術式以上の神秘を備えたダメージには多大な魔力を消費して、術者に長時間の眠りを与えるという副作用が出てしまう場合もある」

シャル
「この術式のおかげで大戦時はホント苦労したよ。数十分前に瀕死に追い込んだ敵がケロッとしてまた私の前に現れたんだから。一瞬、幽霊かと思って引いたわぁ。それが本人だったと判って、どれだけ腕の良い治癒術者が居るのかと思ったらルシルだったし。オールラウンダーもここまで
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