暁 〜小説投稿サイト〜
Element Magic Trinity
投了
[4/4]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
サスの言葉にマカロフは言葉を失う。
再びハッピーが別の人物の名を挙げた。

「ガジルだっ!」
『残念〜!アイツは参加してねーみてーだぜ。元々ギルドに対して何とも思ってねぇ奴だしな』
「シュラン!」
『アイツも参加してねーぜ』

しばらく考え、ハッピーはもう1人名を挙げる。
妖精の尻尾(フェアリーテイル)最強の女問題児を姉に持つ男の名を。

「クロスがいるよっ!」
『クロス?・・・ああ、女王様の弟か。アイツならそこに名前あるぜ』

思念体が指差す先の文字を見て、ナツ達は驚愕する。
確かにそこにはクロスの名前があった。

【クロス:22人抜き】

「「「22人抜き!?」」」

参加しているギルドメンバーは88人。
22人という事は、メンバーの4分の1を1人で倒しているという事になる。

『スゲェよな。1人でギルドの奴らの4分の1を倒しちまった。ま・・・つー事は魔力の消費もハンパねぇだろ。そんな状態で雷神衆と戦えるのかねぇ・・・ククッ』

ラクサスが笑う。

「俺がいるだろーが!」
『ここから出れねーんじゃどうしようもねーだろ、ナツ』

マカロフは苦しげに目を閉じ、ゆっくりと口を開く。

「解った。もうよい」

呟き、顔を向けた。

「降参じゃ。もうやめてくれ、ラクサス」
「じっちゃん!」

マカロフの言葉にナツが叫ぶ。
その言葉にラクサスは笑みを浮かべ―――表情を崩した。

「ダメだなァ・・・天下の妖精の尻尾(フェアリーテイル)のマスターともあろう者がこんな事で負けを認めちゃあ。どうしても投了(リザイン)したければ、妖精の尻尾(フェアリーテイル)のマスターの座を俺に渡してからにしてもらおう」

マカロフが目を見開く。

「汚ーぞラクサス!俺とやんのが怖えのか!?ア!?」

ナツが叫ぶ。

「貴様・・・最初からそれが狙いか・・・」

マカロフが呟く。
ラクサスの笑みが、悪人に似た笑みに変わった。

「女の石像が崩れるまであと1時間半。よーく考えろよ」
[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ