暁 〜小説投稿サイト〜
真似と開閉と世界旅行
劣勢〜
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・・・翌朝。俺達は一ヶ所に集まっていた。

「リパル、サーチは?」

『完了したッス。・・・現在、生存反応は三ヶ所にあるッス。けど、ひし形のように別れていて一ヶ所一ヶ所回っていたら・・・』

「・・・間に合わないか。よし、またパーティを別けよう。ヤミ、クラナ、知也、ルークは俺と来てくれ。春鈴、シィ、サチさんは亮と組んでくれ」


「あんまり前回と変わらないな」

「下手に変えると連携しにくいからな。・・・俺達は右側から行く。亮は左を頼む」

「あぁ、任せてくれ」

俺達は拳をぶつけ合う。

「じゃ、行くぜ!」


俺達はそれぞれの方角に向けて走り出す。























「・・・音が聞こえる・・・!」

しばらく走ると何かが聞こえる・・・



「サチさん、平気ですか?」

「うん。みんな協力してくれるから・・・春鈴ちゃんとシィちゃんは速いね」

「まぁ、私たちも・・・」

「ちょーっとズルしてるけどね」


『そうですね』

「・・・キリエ、いたんだね」

俺が言うとシィがデバイス(待機状態)を取り出す。


『話すタイミングを見逃しまして。アルさんとは会話しましたが』

「そうか。・・・シィが一番チートだよな。不老不死にどんな武器でも使えるし魔力は強力だし」



「えー?そんなことないよ」

『それより、もう視界に入りますよ?』



「・・・っと!みんな、準備はいいな!?」

戦ってるのは・・・恋と・・・










「うわわ!?ちょっとちょっと、少し落ち着こうって〜!?」

「パスカル!距離を取って!」


「ガイ、お願いね」

「ああ、ティアとシェリアは援護を頼む!」



シェリアとパスカル・・・それに、咲から聞いた、ナタリアの仲間か・・・!


「・・・っ!」

恋が俺達を見る。すると刃にあの紫のオーラを纏い・・・

「なっ・・・」

ガイの刀を弾き、ガイを切り裂く。返す刃でティアとパスカルが裂かれる。

「ぐあああ!?」

「きゃああ!?」

「うわわわ!?」

三人は直葉と同じように・・・消滅した。


「みんな・・・!・・・あ・・・」

恋に見られ、シェリアが動けなくなる。

「ここ、までなの・・・?」

「諦めるには早いよ、シェリア」

シィが雷化し、恋に攻撃するが・・・恋は咄嗟に後ろに飛んで回避した。

「し・・・シィ・・・!?」

「俺もいるぜ、シェリア」

「リョウ・・・」


シェリアは安心したのか座り込んでしまう。

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