暁 〜小説投稿サイト〜
ドラクエX主人公に転生したのでモテモテ☆イケメンライフを満喫できるかと思ったら女でした。中の人?女ですが、なにか?
二部:絶世傾世イケメン美女青年期
百四十四話:報告と確認
[1/5]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
 オラクルベリーの宿で一泊した翌朝。

 起きるといつものようにモモと二人きりで、身支度を済ませた頃にみんなが帰ってきて。
 いつものように宿の食堂で朝食を済ませて宿を引き払い、少しだけ町を歩いて時間を潰し、程よい時間になったところでヘンリーのルーラでルラフェンに戻ります。

 ヘンリーのルーラも問題なく発動して、二人とも無事に適性を獲得したことが確認できて。
 ベネット先生の正しさがほぼ完全に証明されたわけなので、これを報告すればきっと喜んでもらえますね!


 確認するまでもなく確信していたことではありますが、間違いなく明るい報告ができることにうきうきとしながら、朝から迷ってる戦士さんに軽く挨拶してすれ違いつつ、また先生のお宅を訪問します。


「おはようございます、先生!!先生の助手とその助手が、先生の理論の通りに古代魔法を身に付けて、ただいま戻りました!!」

 ノックして扉を開け、明るく元気に声を張り上げると。

「うむ、今日も早いの。よくぞ戻った、我が助手、及び我が助手の助手よ」

 すっかり身支度も済ませてなにやら調合を進めていたベネット先生が、落ち着いた様子で挨拶を返してくれました。

 ちぇ、学習されてしまったか。
 慌てる先生を見るのも、ちょっと楽しかったのに。

 少々がっかりしながらも気を取り直して、報告のために改めて口を開きます。

「先生!先生のお考えの通りでした!あの実験の場に居合わせた私も彼も、間違いなくルーラを発動させることができました!私のルーラでオラクルベリーの町に飛んで行って、ご指示の通りにカジノで世界樹の葉を入手し、今日また彼のルーラで飛んで帰って参りました!これが、その世界樹の葉です!」

 スラリンの予想外の大活躍で日中の時間がほぼカジノで潰れた辺り、オラクルベリーでの行動は当初の予定と若干違いましたが。
 夜にオラクル屋に行く予定が初めからあった以上、先生への報告が今日になることは予定通りでしたからね!
 その辺は、特に触れる必要は無いでしょう!

 世界樹の葉を差し出しながら報告する私に、先生が頷いて返します。

「うむ。そうじゃろう、そうじゃろう。適性のこともそうじゃが、わしが教えずともルーラの理論を会得しておるとは。さすがはわしが見込んだ我が助手、及び我が助手が連れておる我が助手の助手じゃ!それでこそ、協力のし甲斐もあるというもの!約束通りにそなたの望みを叶えるため、わしも手を貸すとしよう!」
「ありがとうございます!」

 てっきり興奮のあまり気付いてないものかと思ってましたが、よもや試されていたとは!

 私たちが知らなかったからって協力してくれなかったとは思えないし、なんだか後付けのような気もしますが。
 例え後からだった
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ