暁 〜小説投稿サイト〜
渦巻く滄海 紅き空 【上】
一 嵐の前の静けさ
[4/4]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話

「で、だ。もう二度と今回のような失態はするな。俺は簡単に命を犠牲にする奴は好きじゃないよ」
その言葉に、二人はビクリと身を震わせた。
空気を変えるため再不斬が慌てて口をはさんだ。

「そ、それで、今度はどういった内容だ?」
「……二人には中忍試験が始まるまで、この場で待機してもらおう」
「待機って、この『死の森』で、ですか?」
「ああ。事前に情報操作と細工を施しておいた。必ずこの森が第二試験会場となる。試験が始まったら動いてくれ」
「どのように?」
「その時になれば俺が指示する。それまではここで身をひそめておけ」
「はい」「わかった」





三つの人影は一瞬にして消え、後には静寂だけが残された。

[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ