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PARTY EVERYDAY
第一章
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第一章

                    PARTY EVERYDAY
「さあ、はじめるか」
「ああ、今からな」
「派手にな」
 まずはそれからだった。俺達はにやりと笑って言い合う。
 それから武器を取って国境に向かってだ。一気に攻撃をはじめた。
「撃て撃て!」
「どんどんやれ!」
「遠慮するな!」
 こう言い合ってだった。派手に小銃やマシンガンを撃ちまくる。
 後ろから戦車が来た。敵からもだ。
「おい、タンクが来たぞ!」
「潰せ!」
「バズーカ撃て!」
 一人がバズーカを撃ってそれで吹き飛ばす。けれど敵の戦車はまだまだ来る。
 一両潰してもまた一両来る。すぐに数え切れないだけの数が来た。
「多いな」
「安心しろ。ヘリが来るぜ」
 仲間の一人が言ってきた。皆迷彩服にヘルメットだ。何か一見するとピエロにも見える。ガキの頃はピエロよりも憧れていた服装だ。俺達は今それを着ている。
 その格好で銃を持って敵をやっつける。まさに俺達がガキの頃夢見ていたことだ。
 敵はひっきりなしに来るしそれをやっつけて。何か向こうもそんな顔に見える。
「ちっ、向こうもしぶといな」
「お互い国がかかってるからな。それもそうだろうな」
「だからか」
「そうなんだろうな」
 こう言い合いながら攻撃を繰り出しだった。何とか堪えていると上から爆音が来た。そうしてそこにやって来たのはだった。
「来たな」
「ああ、強力な助っ人のな」
 ヘリが編隊で来てくれて攻撃をしてくれる。これでこっちの流れになった。
 ヘリは機関砲にロケットを敵の戦車に次々と叩き込んでくれる。これでその数はかなり減ってくれた。やっぱり戦車にはヘリだった。
 こっちがやりたい放題やってるとだった。敵もそのヘリを持って来た。
「敵もかよ」
「持って来たか」
「こっちは対空砲来たぜ」
 戦車の車体に機関砲を左右に付けた砲塔を乗せたそれが来て敵のヘリに攻撃を仕掛ける。見たら向こうも同じものを出してきた。
 それで撃墜されたお互いのヘリが火を噴いて落ちて行く。地面に叩き付けられるとそれで爆発する。
 それの繰り返しで一日終わった。夜俺達はテントを作ってからそこでバーベキューだった。
「おい、それ俺の肉だぞ」
「俺のだよ」
 肉の一切れで取り合いをした。
「その牛肉はな」
「だから俺のだって言ってるだろ」
「おい、待てよ」
 ここでまた一人参戦する。
「それ俺が焼いてた肉だぞ」
「そんなの何時決めたんだよ」
「初耳だぞ」
 取り合いをしていた奴等がそいつに抗議をはじめた。二人で共同戦線になった。
「俺が焼いてたんだぞ」
「だから俺だって言ってるだろ」
 こんな三人の取り合いの中でこれまた別の奴が取ってそれで取っ組み合いになって
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