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ドリトル先生と日本のお料理
第二幕 八条大学その一
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               第二幕  八条大学
 先生は八条大学に足を向けました、そして学校に着くとまずは校門がありました。その校門のところにです。
 王子が執事の人と一緒に立っていました、そこから右手を振って挨拶をしてきました。
「おはよう、早いね」
「あれっ、どうしてここに?」
「昨日お話したじゃない、先生が大学に来るって」
「うん、本格敵に勤める前にね」 
 先生も王子に答えます。
「どんな場所か見学に来たけれど」
「そう、そうしたことをお話したよね」
「昨日お寿司を食べた時にだったね」
「それでなんだ」
 校門で先生を待っていたというのです。
「ここでいたけれど。今来たところだったんだよ」
「僕を案内してくれる為に」
「そうだよ、駄目かな」
「悪いね、このことまで世話をしてもらって」
「いいよ、何度も言うけれど先生と僕の仲じゃない」
 だからいいというのです。
「遠慮はなしだよ」
「そうなんだね」
「そう、もう朝御飯は食べたかな」
「お握りと卵焼きをね」
「そこにお味噌汁があると完璧だね」
「日本のスープだね」
「そう、味噌スープだよ」
 王子はお味噌汁のお話もしました。
「あのスープは日本では朝に飲むことが多いんだ」
「それは忘れていたよ」
「今度から飲むといいよ、朝に飲むお味噌汁は最高だからね」
 王子は先生に明るい笑顔でお話します。
「毎朝飲むといいよ」
「そう、じゃあダブダブに話しておくよ」
「そうするといいよ。それじゃあね」
「今からだね」
「案内させてもらうよ」
 その学園の中をだというのです。
「八条学園のね」
「随分と広い学園だね」
 先生は校門からその中に見える広いキャンバスを見て言いました。
「大学だけじゃないのかな」
「うん、大学以外にもね」
 あるというのです。
「保育園から高校までね」
「ハイスクールだね」
「全部揃ってるんだ」
 そうだというのです、八条学園の中には。
「そして大学の学部もね」
「揃ってるんだ」
「先生が勤める医学部だってあるし」
「他の学部もだね」
「文学部もあるし法学部も工学部もね」
 とにかく色々とあるというのです。
「宗教学部もあって。学校の中に教会や礼拝堂もあるんだよ」
「それは普通じゃないかな」
「日本じゃ普通じゃないんだ」
 日本の学校ではというのです。
「日本はキリスト教の国じゃないから」
「そのことは知ってるけれど」
「まあ中に入ってね」
 校門のところでずっとお話するのも何だからとです、王子は先生に言ってきました。
「今日僕は講義がないから一日ずっと案内出来るよ」
「一日?そんなに案内に時間がかかるんだ」
「広い学園だから」
 それだけの時間がかかるというので
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