暁 〜小説投稿サイト〜
この世界はヒーローが大勢いる!
Every cloud has a silver lining(どんな雲にも銀に輝く面がある)
[2/2]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話


「そして先週アンジェロは脱走した。俺の勘だがコイツはスタンド使い、もしくはネクストだ。……いや、死刑はの時、能力に目覚めたと見るべきだろう。何故かはわからんが。そしてこれはジジイ……俺の協力者の調査で分かったことなんだが、アンジェロは俺達が向かっている杜王町に潜んでいる。これは間違いない」

 丞太郎さんが言った「ジジイ」っていうのはジョセフ・ジョースターのことだよね。確か原作では息子である第四部の主人公、東方仗助をスタンドの「ハーミット・パープル」で念写しようとしたらアンジェロの姿が写ったんだっけ?

「アンジェロがシババワが予言した災厄なのかは分からない。だがこんなムナくそ悪くなる犯罪者がいるって分かっている以上、見過ごす訳にはいかない。杜王町についたらまずこのアンジェロを探すがそれでいいな?」

『はい!』

 丞太郎さんの言葉に俺達は口を揃えて返事をした。

 当然だ。ヒーローとして、こんな犯罪者を見過ごす訳にはいかない。それに俺の当面の目標「第四部の原作で死亡した人を一人でも多く助ける」を達成するためにもアンジェロは捕まえないと……、

“ズキン!”

 ………………………………!?

 まただ。また頭痛が起こった。一体なんなんだ、これは?

“ズキン!” “ズキン!” “ズキン!”

 今度の頭痛はすぐには収まらず、絶えず俺の頭を攻撃してくる! いたいイタイ痛い! あ、頭が割れそうだ……!

「ちょっと砕くん!? 大丈夫ですか?」

「砕!?」

「どうしたんだ!?」

「おい! しっかりしろ!」

「大丈夫か? 砕くん?」

 皆が心配して声をかけてくれるが俺はそれに答える気力もなく……やがて意識を失った。


















































 ……………夢を、見た。

 夢の中の俺は前世の姿に戻っていて、前世で暮らしていた社員寮の自室でゲームをしていた。

 遊んでいるゲームは勿論モンスターハンター4。

 ゲームのハンターは「爆砕の征矢」と「ブラキSシリーズ」を装備していて、一人でブラキディオスと戦っていた……。
[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ