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Fate/magic girl−錬鉄の弓兵と魔法少女−
A's編
第八十四話 管理局との契約 前編
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リスマスパーティと言ってもなのはやフェイト、はやて達の魔法についての説明会の様なモノになってしまっていた。
 アリサとすずかも魔法というファンタジーの様な世界の話に目を丸くして驚いていた。
 だが同時になのはが悩んでいた時期のことなど今まで胸に痞えていた事も納得していた。

 そして、全てを明かした後のアリサとすずかの反応というと

「なのは達が魔法使いだなんてね。
 でもいいんじゃないの。
 友達なのは変わらないし」
「そうだね。
 これからも友達なのは変わらないものね」

 当たり前の様にあっさりと受け入れられていた。
 こんなに良い友達に恵まれた事に内心で感謝する。

 なのは達もアリサ達に言葉に安堵の表情と笑みを浮かべる。
 やはり不安でもあったのだろう。

「で士郎は少し違うんでしょう?」
「察しがいいな」
「なのは、フェイト、はやての説明に士郎の事が入ってないんだからわかるわよ」

 アリサの言う通りなのだが、今ここで話す事はしない。
 なぜなら

「俺の事は今夜関係者全員に話すつもりだ。
 だから、その時にアリサとすずかも来てほしい」
「それはいいけど」
「うん、私も」

 アリサとすずかが納得し、フェイトとはやてが頷く中で、なのはがあっという表情をする。

「私もお母さん達に魔法の事を話そうと思ってるんだけど」
「そこらへんの予定はリンディさんにお願いしてるから大丈夫だよ。
 ちゃんと時間が決まったらメールするから」

 俺の言葉に全員が頷き、その後はいつも通りのちょっと豪華なクリスマスケーキのお茶会となり、夕方に一旦アリサとすずかと別れ、帰りの途中でなのはとはやてとも別れる。

 そして、フェイトの家に到着し

「士郎は一旦本局に戻るんだよね?」
「ああ、今後の事で話しておく事があるからな」
「わかった、だけど無茶はしないでね」
「ああ」

 フェイトに別れを告げて本局に戻る。

 そんな俺を出迎えてくれたのは

「いらっしゃい、士郎君」
「すみません、待たせてしまいましたか?」
「そんなことないわ。時間通りよ」

 俺の本当の魔術を知る管理局のもう一人の提督であるレティ・ロウランであった。

 なぜ俺がこうして一人で管理局の本局にやって来たわけは今からおよそ半日前のリインフォースを救うのに使った手のためである。



 アースラの部屋で血にまみれた状態で覚醒し、リインフォース達の元に向かう時に

「それでもなお、貴方は前に進むのね」

 俺の歪さを理解しながらも、受け入れて協力を惜しまなかったリンディさんのつぶやきを聞きながら横を通り過ぎた時、俺はある根本的な問題に気がついた。

 一つはリインフォースが生き残
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