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MS Operative Theory
非MS?MA兵器@
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非MS?MA兵器@

??旧世紀のフォルムを残した、軍用航空機やAFVなどの非MS?MA兵器??

 「汎用兵器」や「万能兵器」と呼ばれるMSは、その全域地域運用能力によって、主力兵器として確固たる地位を築いた。

だが、大規模な物資輸送など、MSでは困難な作業や任務もあることから、航空機や航宙機、戦車、補助車両などの旧世紀から存在する兵器群を広く使用されている。また、MSの生産や維持に高いコストがかかることも、これらの兵器が使われ続けている一因となっている。

 MSの重力下対応能力が限定された一年戦争期には、支援攻撃や連携名どで既存の兵器が用いられた。これはジオン公国軍の地上部隊において、MS部隊の支援に戦闘車輌マゼラ・アタックが投入されていたことからも理解できる。

実際、MS-06(ザクU)とマゼラ・アタックを混合して運用した方が、地上戦用の機動兵器であるモビルタンクより費用対効果の面で優れていると判断され、これがYMT-05(ヒルドルブ)不採用の要因の一つとなった。

また、飛行能力を持つMSが増加したU.C.0150年代においても、ベスパで使用された偵察機オーバーヘッドホークの様に、長距離偵察には航空機が用いられるケースが多いことも、非MS兵器の重要性が認識されている証拠である。

 航空機や地上車輌は、MSが苦手とする重力下環境で十分な性能を発揮し、運用方法によってはMSに対抗できた。だが、宇宙空間はMSがその能力を最大限に発揮できる領域でもある。

そのため、宇宙用戦闘機や宇宙突撃艇では戦闘能力や航続距離などの問題もあることから、MSに対抗することは極めて困難である。

このことから、MSの近接~中距離支援は同じMSで行うことが常識となっている。しかし、RCG-83(ジム・キャノンU)などの中距離支援MSであっても、ほとんどの場合で結果的には接近戦に持ち込まれていしまう。

こうした例からもわかるように、宇宙空間における戦闘では非MS?MA兵器が活躍する機会は少ない。しかし、MSの絶対数が不足していた一年戦争後期においては、MSの近接支援が可能で、かつ宇宙戦闘機以上の戦闘能力を持つ、非MS?MA兵器の研究が進められていた。

その結果、実用化された機体が、地球連邦軍のRB-79(ボール)や、ジオン公国軍のMP-02A(オッゴ)に代表される「モビルポッド」である。

宇宙作業重機をベースとして開発したボールと、既存のMSのパーツを流用して設計されたオッゴではその特性は異なっているが、両機ともMSと同クラス、またはMSと同じ兵装を装備可能であった。

また、簡易マニピュレーターによるAMBACシステムも採用しており、小型MAと形容できる兵器として完成した。しかし、目的はあくまで
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