暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep9迫り来る刻限〜Time limit〜
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たえていると、「中に入ってお話でも――はダメなんでしたっけ」と苦笑い。そして私は場所を変えて石田先生と話をした。私たちにはやてちゃんを支えてあげてほしいと。
それから少しして、すずかちゃん達が帰ったのを確認して、私ははやてちゃんの病室へと戻った。

「はやてちゃん。お友達のお見舞い、その、楽しかったですか・・・?」

「うんっ、楽しかったよ。みんな、ホンマに良え子ばかりでな、友達になれたんよ♪ それでな。あと他にも、ルシリオン君って子がおるんやって。写真見せてもらったんやけど、ルシリオン君、女の子みたいにすっごく綺麗なんよ。また時々来てくれるって言うてたし、今度はルシリオン君も連れてきてくれるって」

「そ、それは良かったですね(大丈夫、落ち着いて)」

「なぁシャマル。もうすぐクリスマスやなぁ」

クリスマス。この世界での特別な日、だったわよね。聖なる日で、この世界の人たちはその日を祝うっていう・・・。

「みんなとのクリスマスは初めてやから、それまでに退院して、家族みんなで楽しむことが出来ればええな。うん、それまでにちゃんと治さなアカンな。よぉし、頑張るでっ♪」

「そうですね、はやてちゃん。きっと大丈夫ですよ。その日までにはきっと治りますよ。そうしたら、家族みんな揃って、クリスマスを楽しめます」

そうよ、もう立ち止まることは出来ないのだから、あとは何が何でも前に進むだけ。はやてちゃんが楽しみにしているクリスマス。はやてちゃんが笑っていられるように。その日までに何としても終わらせる。

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