話数その9 答えない
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
は納得するのか? んな、アホらしい設定持ってる訳ないっちゅーに……」
心底呆れたと言った表情で鬱陶しそうに答える晋に、支取は渋々と言った感じで告げる。
「分かりました……今夜はとりあえず退きましょう。後日改めて、話を聞かせてもらいます」
(……だからホントに知らんつーに)
晋は呆れながら、去っていく支取達の背中を見る。そんな彼の頭の中には、明日遅刻していこうか、それとも休もうかと、兎に角ダルい事を回避することで頭が一杯だった。
(……そういえば、俺がこんな体になったのっていつだったか……あ〜、駄目だ。やっぱり思い出せねぇ……)
ダルい事が好きではない筈の彼は、何故かどんどんダルい事に引き込まれていくこの状況に、改めてため息をつくのだった。
(……何となく行き遅れそうな顔が居たな……あん中に)
――――物凄く失礼な事を考えながら。
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ