暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep10管理局と魔術師〜Coalition〜
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ノが今のクロノを無視して名乗る。ユーノも結構シビアになってきたわよね。

「スクライア? 君がそうか。ジュエルシードのことに関しては、スクライア一族からすでに話を聞いている」

「そ、そうですか。やっぱり・・・」

ユーノがそれを聞いて、表情が少し曇る。

「そして君は? ずいぶんと僕をいいようにしてくれたが・・・」

「そんなに睨まないでもらえる? あの状況だとああするしかなったの。あなたも解かるでしょ?」

クロノが押し黙る。それなり解かってもらえたようね。少し不機嫌そうだけど。とりあえずは私も自己紹介をしておきましょうか。

「私はシャルロッテ・フライハイト。みんなにはシャルと呼ぶように言ってるから、あなたもそう呼んでもらって構わないから」

「判った。シャルでいいんだな。僕のことも、クロノ、と呼んでもらって構わない」

『クロノ、お疲れ様。怪我は無いようね、安心したわ』

うわっと!? え? 何これ? 空中に魔法陣が現れたと思ったら女性の顔が。驚きで目が点になってしまったけれど、冷静になると仕組みが判った。あぁなるほど。一種のモニターのようなものなんだ。へぇ、魔法ってとことん機械的っぽいのね。

「あ、はい。すいません、もう一組の方を逃がしてしまいました」

クロノが映し出されている女性に謝る。どうやらクロノの上司みたいね。それにしては若いわねぇ、いくつなのかしら。

『んんー、ま、大丈夫よ。でね、ちょっと話を聞きたいからそっちの子たちを、アースラにまで案内してあげてくれるかしら』

女性が私たちをアースラってところへと連れてくるように言っている。するとクロノは「了解です、すぐに戻ります」って、即答。

(いやいやいや、勝手に了解しないでちょうだい! 私たちの意思は初めから無視なの?)

上司からの命令だっていうのは解かるわよ、逆らえないっていうのもね。でもだからって「ちょっと待って。私たちの意思は無視なの?」これは黙っていられないわ。

「ん? 悪いが事情を聞きたいんだ。大人しく付いて来てもらえると助かるんだが・・・」

「シャル、管理局が来たからには・・・」

ユーノが私に向かって、クロノに従え、と言外に言ってきた。ああもう、判ったからそんな目で見ないで。言うことを聞くから・・・はぁ。

「判った。でもクロノ。1つ聞いておきたいんだけど」

今の私にとってとても重要な質問があるから、クロノを呼び止める。

「何かな?」

「アースラって、この世界内にあるの?」

そう、これだけはハッキリさせておかないといけない。この世界に呼び出された以上は、許可なくこの世界を出るとどうなってしまうのか判らないからだ。馬鹿みたいなペナルティーを受けて、体をボロボロにされ
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