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基本的な書き方
第00回 設定を作る
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 正直、設定という文字を見て不満を感じた人は多いのではないかと思います。面倒な手間やハードルを回避するための文章の最初が、なぜ設定という高いことで有名なハードルなのか疑問に感じているのではないでしょうか。
 ですが、設定の意味を正しく捉えて書けば思ったより書きやすくなります。
 あまり多くなると大変になってしまうため、工程として省略したものを紹介していきますが、最初に一般的な小説の書き方に触れておきましょう。


1-00-0 正しい小説の書き方とは

 商業などで展開される小説の、理想的な執筆方法は以下のようになっています(あくまで一例です)。

設定・構築
@書きたい主題(テーマ)を設定
A作品の設定(世界観)を構築
B作品の展開(ストーリー)を設定
C人物(キャラクター)を設定
D矛盾しないようにあらすじ(プロット)を作成
執筆
E本文執筆(全話)
完結後
F推敲・修正
G投稿

 という気の遠くなるような手順です。これほどの手順をかけてから公開される作品に、どうしようもない駄作は存在しないでしょう。
 プロの書いている商業作品は編集者による助言、推敲、批評がさらに加わっているわけです。一山幾らのラノベですらこの手順を経て書かれているのですから、ネット小説のハズレ作品とは次元が違います。「原作よりおもしろい二次創作」の著者は、十中八九その原作に相当するものを作ることができません。
 ですのできちんとした作品を作りたい人は、主題から順番に考えていきましょう。

 ですが、シンプルに書くにはちょっと作業量が多すぎるのではないかと思います。そこで、「ストーリー」「人物」「関係」の3点だけ抑えて設定を簡易的に作っていきたいと思います。


1-00-1 ストーリーの構築

 まず最初に自戒をかねて厳しめの一言を。

『一番書きたいシーンが浮かんだ()()では小説は成立しません』

 他の形式(漫画、アニメ、ゲームなど)の作品と比べて理屈を求めてくる読者が多く、物語(人物、世界の変遷)を主としたものを描こうとする限りこれはおかしいあれはおかしいと突っ込みが入ってきます(私も以前とある方にそんな話をして双方がろくでもない事態に陥ったことはあります)。
 また、中立の読者が納得が一切できない超展開でストーリーが完結する場合には、見せたかったものまで読んで貰えないといった事態もあるでしょう。
 そこで、最低限のシナリオを作りましょう。ゲームのイベント一覧と成長要素を引っ張って逆算する形で簡単に作れます。

(例)恋愛ものだった場合
・一番書きたい場面
 ヒロインが告白を受け入れキスしてくれるシーン

 恋愛の成就の瞬間が描きたいものであるとすれば、極端な話、恋愛以外の要素は
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