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転生者が歩む新たな人生
第46話 修学旅行−4日目−
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ることもないし、きっと瀬流彦先生がフォローしてくれるだろう。

 木乃香と昨日の功労者であるエヴァと茶々丸を連れ、本山に着く。

 まずは3人と別れ、大広間に呼ばれる。

 煌武院会長を筆頭にお偉方が集まる席に何故か呼び出された。よく見なくても鶴子さまもいるし、オレでも知っている偉い人がたくさんだ。

 で、要するにこういうことだった。



 日本の裏の組織は「かしこきところ」の勅命により日本異能協会が治めるとし、煌武院(こうぶいん)斑鳩(いかるが)斉御司(さいおんじ)九條(くじょう)崇宰(たかつかさ)の五摂家から長を選ぶことする。
 なお、初代の長には、崇宰(たかつかさ)恭司(きょうじ)さまが就くことになった。
 ちなみに五摂家は養子が認められているので、五摂家外に長としてふさわしい者がいれば、五摂家のどこかに養子として入り、長になることになる。

 つまり近衛家からは、2度と長が選ばれることはなくなったと言うことだ。ある意味、木乃香が背負う背景が1つ減ったことになる。

 また、日本の裏の組織はすべて日本異能協会に入ると言うことは、つまり関東魔法協会も入れなければならない。ぶっちゃけあちらがどう言おうとだ。入らないと言うのならば、最終的に関東魔法協会という組織が無くなれば問題ないという結論になるみたいだ。
 一応今回の親書の件から、搦め手で組織を切り崩して行くみたいだ。
 関東魔法協会も1枚岩ではないので、反近衛近衛門の所から切り崩すらしい。まっ、理事でしかない学園長がやった今回の件は、勇み足で済まないレベルなんでばっさばっさ切り崩されるんじゃないか?
 あまり深く関わりたくないんでスルーしとくが。

 なお、その件に関連して関東魔法協会の密使である(はずの)ネギとその仮契約者(ミヤザキ)関係者(アサクラ)、学園長が保証した(サオトメ)の石像は、関東魔法協会の本部へ送られることになった。麻帆良学園ではなく。
 いろいろ駆け引きに使われるんだろう、多分。

 だから旅館へ帰れと言ったんだが、今更か。

 天ヶ崎は新たな長、小太郎は鶴子さんがそれぞれ預かることになった。破格な扱いと言えるだろう。

 なお、ここで初めて桜咲と綾瀬が本山で捕まっていることを知った。どうやら桜咲が新たな組織の人員を不審者として攻撃し、逆に拘束されたとのこと。
 ちなみに桜咲の扱いは「詠春の阿呆な指示で麻帆良に向かい、近衛門に騙され良いように扱われた(頭の)可哀想な子」のようだ。

 身元引受人として立候補がない石化した詠春派の人は1年間そのまま−−−石化解除して下手に組織内でゴタゴタしないため−−−なので、実質詠春派は桜咲1人なわけで、扱いが難しいのでとりあえず2人とも麻帆良に帰すらしい。

 で
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