暁 〜小説投稿サイト〜
とある碧空の暴風族(ストームライダー)
妹達
Trick59_美玲
[1/8]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話



今回の事後処理

1.上条当麻は入院
2.西折信乃は入院
3.御坂美琴は栄養不足や過労があったが問題なし
4.妹達10032号は入院
5.一方通行・・誰それおいしいの




上条当麻の拳により一方通行が沈黙した後、信乃は事後処理を急いで始めた。

優先すべきは怪我人の護送。
上条と御坂妹を診たところ、上条は大怪我ではあるが命に別条は無い。
だが御坂妹は左腕を損失している。その際の大量出血により危険な状態であった。

美琴がした止血処置では不十分だったため、応急処置を追加した。
そして一分一秒でも早く手術を行うため、美琴に上条を任せて
まずは御坂妹だけを運んだ。

移動手段はA・T。
A・Tで背中に乗せるのは体勢が安静しない。だから必然的にお姫様抱っこで連れて行った。

月夜に空を駆ける。高層ビルの屋上から屋上へ(トリック)をきめて移動する。
その移動中に一度だけ、御坂妹が意識を取り戻した。

「・・・・・夜風が、気持ちいいです、とミサカは、自分の人生最後の幸せを
 噛みしめ、ます」

「ふざけんじゃねーよ。

 赤の他人ならともかく、俺の知り合いがハッピーエンドにならないエンドなんて
 俺は許さない。
 
 お前は琴ちゃんの・・・いや、俺の自己満足のために助かってもらう」

「そうですか、と御坂は綺麗なお月様に見惚れて適当に返事をします」

「綺麗だと思ったなら、もう一度見たいと思わないか?
 思ったなら、もう一度見るために生きる気力を持て、いいな?」

「それも、悪くは無いな、とミサカは、やる気十分で・・・」

「・・・待ってろよ、もうすぐ病院だから」

改めて気合を入れ直す信乃。超高層ビルから超高層ビルへ超高層長距離の『エア』を繰り返す。
月夜も合わさり、その跳躍は幻想的だった。

この日、数人の歩行者に月をバックに飛ぶ人間がいるという都市伝説が生まれた。


****************************************



本日2度目になる病院への到来。

御坂妹は緊急治療にすぐさま運ばれた。

治療にはカエル顔の医者と助手や看護師、そして美雪が入っていた。

本来、美雪の担当は薬剤師ないしは内科だ。
手術という外科の分野は知識はあれど畑違いだ。

それをカエル顔の医者からの要望で同じく手術室へと入って行った。


美雪は絶対能力者進化計画(レベル6シフトけいかく)の概要を知っている。

信乃が自宅から計画の概要を知った時、不可効力ながら美雪に概要を説明した。
ショックを受けていたが、こういう方面で頑固な美雪が、何も話さずに納得するはずがない。

最低限の情報だけ教え、そ
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ