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【完結】剣製の魔法少女戦記
第五章 StrikerS編
第百四十四話  『公開意見陳述会(2) 始まるひと時の宴』
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ということは、もう先になのは達はデバイスを誰かに預けて中に入った模様である。
それならすぐに渡せるね。
そんな事を考えていると霊体化しているランサーがふと、

《なんだ…?》

なにやら変に声のトーンを下げて警戒しだした。

《どうしたの、ランサー…?》
《いや、特に本部には違和感はねーんだがな…なんていうかな、感じるんだよ》
《なにを?》
《マスターも魔術師なら感じねーか? 変な空気が漂っているんだよ》
《うーん…私は特には感じないかな?》
《そうか…?…なら俺の気のせいってことでもいいのか?》

ランサーにしてはあんまりパッとしない言い方だね。
やっぱり魔術より魔導を優先している私より感じるものがあるのかな。

《ここはシホの嬢ちゃんにも聞いておいたほうがいいぜ?
シホの嬢ちゃんなら世界の異常には敏感だからな。固有結界を使えるだけに…》
《確かに…。シホに確認しておいたほうがいいかもしれないね》
《ああ。今ここで実体化できれば探索のルーンであらかた調べられるんだがな。
………そうだな。マスター、俺はちょっくら霊体化したまま単独行動させてもらうぜ》
《ちょ、ちょっとランサー!?》

私が止めようとしたけどランサーの気配はすぐに消えてしまった。
もう、こんな時に限っていなくなっちゃうなんて…。
少し不安になっちゃうよ。
まぁ、今のところは何も起きていないから大丈夫だよね。
いざという時にはラインで念話を試みてみればいいんだから。
それから私はエリオ達と合流して、はやてと私とシグナムのデバイスをエリオ達に預けて中に入っていった。
そしてなのはと合流する前に、私の前を歩くはやてがとある人を見て歩みを止めた。

「どうしたの、はやて?」
「どうされましたか、主…?」

私とシグナムが心配の声をかけるが、はやてはとっさに「シっ!」と声を出さないようにジェスチャーをする。
それで私とシグナムは声をひそめる。
そしてはやてが向いた方にいた人物に目を向けると、

《あれって…確か管理局の正義の象徴とか言われている“ジグルト・ブリュンヒルデ”提督…?》

私はすぐにその人物のことが検討がついたので念話ではやてに問いかける。
それにはやても念話で返事をしてくれた。

《そや。私達がまだ中学生の頃にミッドチルダで重犯罪者の軍団がミッドチルダを破壊しようと企んだらしいんよ。
だけど、ジグルド提督と部下の人達の活躍で未然に防いだとか言っているっていう話や》
《私もそのような話は聞きました。確かに…。歩き方から貫禄がにじみ出てきていますね。強そうだな…》

シグナムが目を光らせていた。
どうやら最近久しく無かったバトルジャンキー症が浮上してきたような感じだ。
まぁ、私も最近はみんなに
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