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アマガミという現実を楽しもう!
第10話:オリエンテーションキャンプ(3)
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れ、この小枝を分けてやるから小枝をかまどに突っ込め」
「大丈夫よ、一人で探せるわ!」
「落ち着けよ」


 知子の頭にぽんと左手を乗せて優しく撫でる。昔からのコイツのなだめ方である。知子は「ひぇぇ…」と顔を赤くして周囲を見ている。しまった、人の目があるのを忘れていた。


「す、すまん。つい手が。」
「う、ううん、平気よ。ありがとう」


 うぅ…、たまに人の目に配慮せずこういうことをしてしまう癖は改善した方がいいのかもな。そんな風に自分の行動を猛省しながら、俺は手元の枯れた枝を掴んで俺達の班の飯盒の上に先を置く。すこし振動しているようだ、まだまだこれからだ、といった感じだな。

















 カレーは美味かった。変な薬が入っていないか、内心ビクビクしながら更に盛り付けられたカレーに手を着けたが、そんな懸念も吹き飛んでしまった。夕月と飛羽に「美味しくなる魔法とか秘術とか掛けたのか?」と失礼極まりないことを聞いたら夕月に「美味いなら、素直に美味いといいな!」とどつかれたが。うん、これは俺が悪いな。素直に美味かったといえばよかった。「萌え萌え、キュン☆」だから飛羽よ、お前はどこでその先の時代の知識を習得して来るんだ。
 そんな風に波瀾ではあったが上等な食事を終えたら、後は使った場所の掃除や後片付け。それを終えたら既に4時過ぎ。このあと2時間は各自、自由時間であり、その後は命の洗濯である入浴タイムである。俺は他の連中よりもさっさと先に入る派だ。人数の混雑も無いし、ゆっくり身体を洗う時間も得られる。それでもやはり先客はいるもので、他のクラスの連中もそれなりの人数であった。
 これには理由があった。女子の入浴時間と現在は重なっているからだ。このうちの何人かは、この機会を狙っている紳士達であろう。女子の会話を聞こうとする奴ら、何かよからぬことを考えて相談している奴らなどがちらほら見える。まったく、紳士の多い空間だ。



『でさ〜、…で…なのよ!』

 女子の声が天井から聞こえる。天井を見上げると、湯気が向こう側から入ってくる。
 実はこの男子風呂と女子風呂とは天井で繋がっていたのだ。とはいうものの声が反響したりこちらの声が大きいため、俺の耳に入ってくるのは断片的な情報しか入ってこない。銭湯に行ったら男子風呂と女子風呂を隔てる壁がそれほど高くなく、二人くらい肩車すれば覗けてしまうマンガみたいな状況だと思ってもらって構わないだろう。
 女子風呂ね、このくらいの歳になってしまうと一緒に入る訳にはいかないしな。俺はこの身体になってから、女子風呂には入った数は五本の指に納まるくらいだ。赤ん坊の頃は身体が自由に動かないから仕方が無かったんだよ!!歩けるようになってからは、母さんに連
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