暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 異界の力を持ちし者
第11話
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Side イッセー
俺は今、木場と剣術の修行中だ。

「うらっ! せやっ!」
「そうじゃない、もっと全体を見渡すんだ」
「祐斗、流石に初心者のイッセーにゃそりゃ無理だぞ?」

うっせー!絶対に1本取ってやる!

・・・無理だった。
しかも全部避けるか捌かれた・・・
で、今度は黒斗の番だ。

「君は強いから、本気でいかせてもらうよ」
「いいぜ、きやがれ」

ヒュン!

ガキン!

な、なんだこれ・・・
木場や黒斗が見えない・・・

「くっ・・・全然隙がない・・・」
「どうした? ほらもっとこいよ」
「・・・言われなくても!」

ギン!

「はい、俺の勝ちでいいかな?」
「うん、参ったよ」

・・・よく見えなかったけど、黒斗が木場の木刀を吹っ飛ばしたことはよくわかった。
・・・2人ともすげぇな・・・

Sideout

Side 黒斗
俺とイッセーは今、朱乃先輩のところで魔力の扱いを練習中・・・なんだが

「ぬおおぉぉ!」

・・・イッセーのほうは魔力が低すぎて話にならないみたいだ。

「イッセー、お前の魔力量少なすぎだろ・・・」
「うっせー! そういうお前はどうなんだよ!」
「俺か?」

ブゥン・・・

3割くらいでいいか。サイズは・・・イッセーぐらいの大きさでいいか。

「で、でか・・・」
「あらあら、やっぱり黒斗さんは魔力の量も大きいですわね」
「でも、俺よりもニャオのほうがありますよ」
「え、ニャオちゃんが!?」
「ああ、ニャオ。お前もやってみろ」
「はーい!」

ブゥン・・・

出来上がったのは、ピンポン玉サイズの小さな魔力。
でも、密度は尋常じゃないぞ。こいつの保有量の2割でこれだからな。

「なんだよ、大してすごくないじゃん」
「これは・・・とんでもない密度ですね。優に私と部長の魔力を足してやっと同じくらいでしょうか・・・それをここまで小さく圧縮するなんて・・・」
「え、マジですか!?」
「言ったろ?ニャオの魔力保有量は尋常じゃないって」

結局、イッセーはほとんど魔力を扱うことはできなかった。
精々、米粒レベルの魔力を出せるくらいだ。
一方でアーシアは、朱乃先輩の次くらいの保有量だったらしく、初歩的な操り方を教わっていた。




「のわぁ!」

ビタン!

・・・これで何度目だ?イッセーが小猫にぶっ飛ばされて木に抱きつくのは・・・
あのあと、俺とイッセーは小猫と格闘術を勉強することになった。

「・・・弱っ」
「言ってやるな、あいつは自覚してんだから」
「うっせー!」

・・・さて、イッセーが限界なので俺が今度は相手だ。

「・・・いきます」
「いいぞ、いつでもこい」
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