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MS Operative Theory
第五世代MS@
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??戦場の様相を一変させた新世代小型MS??

 第五世代MS、または第二期MSに分類されるMSとは、U.C.0100年代以降に開発された全高15級の機体のことを指す。第五世代MSの多くは、第二世代MSと同様に「白兵戦用機動兵器」として開発されている(中には可変機構やサイコミュを思わせる兵器を持つ機体も存在する)。

また、第五世代MSの特徴として、小型・軽量でありながら第二世代MSや第三世代MSを上回るパワーや推進力、攻防力、機動・運動性を有するだけでなく、パワーウェイトレシオを重視した設計が挙げられる。

旧世紀以来、兵器の性能はサイズおよび重量(と価格)とトレードオフの関係にあることがセオリーであった。しかし、小型かつ軽量な第五世代MSはそれ以前のMSをはるかに超えた存在となっている。

この背景には、U.C.0100年代から進められたアナハイム・エレクトロニクス社(以下AE)やブッホ・コンツェルンの小型MSに関する基礎研究、そしてサナリィによる「フォーミュラ計画(以下F計画)」、AEの「シルエット・フォーミュラ・プロジェクト」などによって達成された技術的ブレイクスルーなどがある。

 この結果、第五世代MSは二つのIフィールド・シリンダーと反応チャンバーを持つ新型核融合炉による安定生活強大なジェネレーター出力と、チタン系合金とセラミックを複合させた新素材、そしてマイクロハニカム技術などの加工技術による堅牢性と軽量性、そしてニューロン・コンピューターやバイオ・コンピューターによる操縦性と追従性を獲得し、小型化と高性能を両立させたのである。

特に、新型核融合炉によって安定した稼働が可能となったビーム・シールドは、MSの耐弾性を飛躍的に向上させた。さらに、マイクロハニカム技術や装甲・構造材と電子機器等を融合させたMCA(マルチブル・コンストラクション・アーマー)構造などによる軽量化と機体強度の両立は、MSの小型化と軽量化、そしてパワーウェイトレシオの向上に必要不可欠な技術であった。

 これらの技術はコスモ・バビロニア建国戦争が勃発したU.C.0120年代には完成し、クロスボーン・バンガード(CV)が開発した第五世代MSが地球連邦軍の第二世代MSや最初期型の第五世代MSを易々と撃破したことで、その性能を実証した。

その後、地球圏が混乱状態に陥ったことで第五世代MSの技術革新は停止したかに思われた。だが、U.C.0150年代に入るとベスパやリガ・ミリティア(LM)、AEによって、ビーム・ローターやミノフスキー・フライトなどのミノフスキー・フライト系小型飛行?推進システムが実用化され、第五世代MSは新たなステージへと突入した。

また、15m級のサイズでも本格的変形・合体機構が搭載可能となったほか、第四世代M
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