暁 〜小説投稿サイト〜
悪霊と付き合って3年が経ったので結婚を考えてます
1年目

冬B*Part 2*〜氷のように温かな〜
[5/5]

[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話
な拓海の手を強く握った。その手からは人の体温は全く感じられなかった。

「こんなになるまで……。ほんと、拓海は馬鹿野郎だよ……」

 そう言いながらも、あたしの目からはポロポロと涙がこぼれ落ちていた。
拓海はそんなあたしの姿を見て、頭をぽんぽんと撫でると笑顔で語りかけてくる。

「でもそのおかげで家に入れた。結果オーライじゃないか」

拓海のそんな言葉に、あたしは一言“ばかやろう”と呟いた。









 空からは、まるで桜の花びらが散るかのように静かに雪が舞い降り始めていた。


[8]前話 [9] 最初 [1]後書き [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ