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魔法少女リリカルなのは平凡な日常を望む転生者 STS編
第37話 バルト、イーグレイ家へ
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た。

「おい、お前!!」

言った言葉は分からないが、振り向くと自分より年上の子供がバルトの事を見つめていた。

「1人か?」
「あ……あう………?」
「言葉が分からないのか?喋れもしないみたいだし、直ぐに捨てられたのか………だけど自分で歩いている所を見ると誰かに教わったとしか………まあいいや、来いよ、良い所へ連れてってやる!!」

強引に引っ張られるバルトだが、自分の意思すらハッキリしないバルトはただされるがまま付いていくのだった………











「シスター!」
「ケント!あなたまた勝手に教会から抜け出して………あら?その子は?」
「俺と同じ境遇の子!言葉も話すことも出来ない生まれたばかりみたいな奴なんだよ。だからつれてきちゃった」
「全く貴方って子は………まあ良いわ、良くやったわケント」
「へへ………!!」

嬉しそうに頭をかくケント。

「さて、色々と教えないといけないことが山ほどあるわね………」
「あ………?」
「先ずはあなたの名前を決めないとね…………そうね………『バルト』って言うのはどう?」
「バルトか………意味は何なんです?」
「………さあ?でもカッコいいでしょ?」
「えっ?あっ、まあ………」
「じゃあ決定!!ようこそ私の教会へ!私はシスターヘイト、今日からあなたは私達の家族よ!!」
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