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アマガミという現実を楽しもう!
第4話:紳士達の華麗なる談義
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はぁ。
すぐ傍には響がおり、少しはなれたところに知子が遠巻きに俺に対して視線を投げかけていた。



「はめを外すのは良いけど、ほどほどにしようね。拓君。それから、今日はスクールにはお母さんにお休みを入れておいたからね。あと知子が、やりすぎたってしょげてたから後で謝っておきなさい。」

「はい・・・。」



響が俺の頭を撫でて、その場を離れた。あいつは本当に俺のお袋さんだよな・・・、本当に小学生かよ。
逢には悪いことしたな〜、後日お小遣いでジュースをおごってご機嫌を取るかな。
響が知子の傍を通り抜ける際に目配せをしていた。入れ替えで、知子がやってくる。苦虫を噛んだ様な複雑な顔をしているなー。



「たっくん、ごめんなさい。ちょっと、やりすぎたわ。痛かったでしょ・・・?」

「いや、俺の方が妙なことをしていたから当然の報いさ。悪いな、わざわざ殴らせたりして。」


気にすんな、という感じで俺は知子の茶色がかったロングの頭に右手を置いて、くしゃくしゃする。知子は少し顔が赤くなって俯き、自身のTシャツのすその部分をギュっと掴む。目線だけこっちを見ている感じだ。うーん、まだ落ち込んでいるのか?なんか小声で、ボソッと言ったけどなんだろ?聞こえなかったな。


どうやら俺が失神した後に徹たちが、戻ってきて俺達の活動内容について説明したそうだ。それで響や知子は、先生には言わないことを約束して(流石に活動をすることは自重しろとの意見はいったそうだが)、万事円満に収まったらしい。


やれやれ、今日は橘や梅原、それに美也に梨穂子と原作キャラと多く関わる日だったな。関わること自体、原作の雰囲気をぶち壊してしまう可能性があるけどいいことなのかな?この人生を楽しく過ごす、って2年前のあの時に決めて色々行動して楽しんではいるんだけどな。やっぱり原作は原作のままがいいって思いもある。高校生活までには色々決断しておかなくてはな。







その前にもっと身近にやるべきことはあるけどな。



「○○夏季室内選手権」
俺達にとっては今年初の公式戦、逢にとって初の公式戦である。














ちなみに結構先の話であるが、「有害図書委員会」は俺達の卒業と同時に解体。
そこで得た友情は以降も持ち越されることとなる。




一部の噂では、橘、梅原という児童が翌年秘密裏に活動しているとの噂を徹から聞いたが、事実がどうかは確認していない。







(次回へ続く)
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