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MS Operative Theory
第四世代MS@
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??究極の火力を獲得した「最強」の第四世代??

 第四世代MSとは、第二世代MSで一般化したムーバブル・フレームや全天周囲モニター、ガンダリウム系マテリアルを採用し、さらに大出力核融合炉ジェネレーターやジェネレーター直結式大出力メガ粒子砲、サイコミュまたは準サイコミュを搭載した超高性能機のことを指す。

 第四世代MSU分類されるMSは、MSZ-010(ZZガンダム)やAMX-014(ドーベン・ウルフ)、AMX-015(ゲーマルク)など少数だが、そのどれもが第二世代MSと同等以上の機動性や運動性、耐弾性を持つ。

 また、第四世代MSは出力10~50MW級のメガ粒子砲を標準装備するだけでなく、量産用のビーム・ライフルをはるかに超える出力を持つ補助ビーム兵器をも内蔵していた。当時の代表的な量産機であるRGM-86R(ジムV)の標準装備であるビーム・ライフルの出力が2MW程度だったことを考えると、第四世代MSがいかに高出力の火器を装備していたかが理解できよう。

 通常の機体であれば、多数のビーム兵器を稼働させた場合、ジェネレーターが追い付かず、瞬時にパワーダウンしてしまう。しかし、第四世代MSは一般機の2倍以上もの出力を有するジェネレーターを搭載しているため、ハイ・メガ・キャノンなどの大出力ビーム兵器を使用しない限り、パワー不足に陥る可能性は低い。

 更にサイコミュや準サイコミュによるレスポンスの向上や、ファンネルなどのサイコミュ制御式攻撃端末を装備することで、MS短期での戦闘能力は極限まで向上している。

 第四世代MSは、これだけのスペックを与えながらも、機体の巨大化と大質量化を最小限に抑えたほか、第二世代MSと同等の汎用性を維持しており、SFSやバリュートなどのオプション装備も運用可能であった。

 このような超兵器が開発された背景には、兵器数の絶対的不足により、費用対効果を度外視してもMS短期の性能を追求せざるを得なかったネオ・ジオンやエゥーゴの戦略環境が大きく関係している。

 グリプス戦役期には広域運用能力と単独でのスペックを追求した第三世代MS(可変MSや可変MA)が開発され、それと同時にMSの重装備化が始まっていた。第四世代MSは、第三世代MSや可変MAの大出力火器や高出力化しつつあったジェネレーター技術を積極的に投入、特化させた機体と言える。

 第1次ネオ・ジオン戦争は、繊維機が限定されていたために局地戦が多かったほか、ガザ・シリーズに見られる可変MSの一般化や艦艇の高性能化により、戦術?戦略機動性よりも火力の向上を中心とする戦闘能力アップこそが、MSに求められていた。

 第四世代MSは「MSの恐竜的進化」や「進化の袋子路に迷い込んだMSの末路」などと揶喩されることも多い。しかし、当時の戦略環境
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