暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスクールD×D 〜 もう一人の副会長は生徒会の切り札(ジョーカー)! 〜
第一話『駒王学園生徒会!』
[2/3]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
議の資料です」
「すまないな、森羅」

「いいえそれほどでも」とほほ笑むこの黒髪長髪の女性は俺と同じ副会長の『森羅(しんら)椿姫(つばき)』。神器(セイクリッド・ギア)『追憶(ミラー)の鏡(アリス)』を所有する我らがソーナ眷属の『女王』のランクを任されている眷属きっての技巧派でもある。

「でも先輩の竹刀を何度もくらってまだ続けるなんて、スケベ根性もそこまでいくと尊敬しちゃうかもしれないなー。ねえ、留流子?」
「え!ええっと……」
「はいはい、後輩を困らせないの」

この最初の台詞は、生徒会書記の一人『花戒(はなかい)桃(もも)』。眷属では『僧侶(ビショップ)』のランクを担当しているお調子者で、その花戒の言葉に困った様子を見せているのが『仁村(にむら)留流子(るるこ)』。生徒会唯一の一年生で、庶務。眷属では『兵士(ポーン)』を担当しているまだまだ経験が足りないけれど、体術方面になかなかのセンスを見せている今後の成長が楽しみな存在だ。

そして花戒をいさめているのが、生徒会会計である『佐原(さはら)由良(ゆら)』。眷属では『戦車(ルーク)』のランクを担当しており、体術による近接戦(インファイト)を得意としている。泥臭い男が好みらしい。

「でも覗きはやっぱりいけないと思うな」

そんな常識論を唱えているのが生徒会のもう一人の会計である『神崎(かんざき)巡(めぐり)』。元々退魔を専門とした由緒正しき一族の分家の出で、それゆえに普段は凛として礼儀正しい大和撫子といった存在だが、大の年下好きで、巡とよくつるんでいる花戒の証言だと、彼女の部屋にはジュニアアイドルのポスターがたくさん貼ってあるという。それでいいのか大和撫子……。

「でもさー、男の子なんだからそういうのは興味あって普通だと思うよ私は。ね、匙」
「俺にふるんじゃねえよ!?」

今、男のスケベさに一定の理解を示したのが(冗談の部分が大きいが)三人目の生徒会庶務『草下(くさか)(しのぶ)』。眷属では花戒とともに僧侶(ビショップ)として頑張ってもらってる。

そして草下に話をふられて焦っているのが、『匙(さじ)元士朗(げんしろう)』。二人目の生徒会書記であり、俺と共にたった二人の男子生徒会役員であり、シトリー眷属の男子をやっている。ランクは仁村と同じく兵士(ポーン)だが、駒を四つ使用しており、神器(セイクリッド・ギア)『黒い(アブソブーション)龍脈(ライン)』を所持するうちの眷属の有望株だ。……うん、たぶん。


以上が、俺の同僚であり、仲間である駒王学園生徒会の面々である。この駒王学園の生徒たちの安全を日々守っているのだ。

今日も生徒会は生徒たちの生活をもっとよりよいものにするために、こうして集まっているのである。

俺が席も着いたのを確認すると、
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ