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とある星の力を使いし者
第104話
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、お久しぶりよな。
 天草式十字凄教の教皇代理さんだ。
 今は手前にイギリス清教所属ってつくけどよ。」

「となると、天草式、か。」

上条は安堵の息を吐く。
彼らとは「法の書」の事件で知り合った仲なので、信頼できる。
その中に天草式とは全く関係のない人物の姿を見た。
その人物の姿を見て、上条は自分の眼を疑った。

「き、恭介!?
 どうして此処にいるんだ!?」

上条の驚いた声を聞いた麻生は少しだけ面倒くさそうな顔をする。

(説明するの面倒くさい。)

率直な感想が麻生の中で出てきた。
しかし、説明しないと上条は納得してくれなさそうだ。
そう思った麻生は、近くにいる五和の肩を叩いて言った。

「五和、お前が説明してやってくれ。」

「え?ええええええええええええええ!!!!!!!
 私がですか!?」

突然のフリに五和は声をあげて慌てる。
しかし、周りの天草式は。

「いけ!五和!!」

「良い所を見せてポイントを稼げ!!」

「女を見せてやれ!!」

という声が飛んでくる。
無論、二人には聞こえていない。
いきなり、麻生に話しかけられて少しテンパっている五和に麻生は追い打ちをかける。

「どうした?顔が赤いぞ。」

周りから見れば狙っているように見えただろう。
しかし、これが麻生恭介という男だ。
自分の額と五和の額をくっつけようとする。
徐々に近づいてくる麻生の顔を見た五和の顔が徐々に赤みが増していく。

「で、俺に対する説明はまだなのか?」

「まぁまぁ、ここはちょっと傍観するよな。」

にやにや、と笑みを浮かべながら上条の肩を組んで言う。
その光景を見た、アンジェレネはふと思い出す。

「そ、そうでした!こんな事をしている場合では・・・・シスター・アニェーゼがまだ・・・ッ!
 あの、皆さまには助けていただいて恩もありますので、現状の説明だけでも。」

ポツポツと小さな言葉で言うが、今のこの現状では誰の耳にも入らない。

「ああああ・・・あわわわわわわわわ!!!!!」

近づいてくる麻生の顔を見た五和はついに耐え切れなくなり、思わず顔を前に動かしてしまう。
接近する麻生の額と突き出すように出す五和の額がぶつかり合う。
ゴン!、と何やら鈍い音が響く。
頭突きをした二人は少しだけ距離をとり、額を押える。
一方、天草式のメンバー全員は残念そうな顔をする。

「え、ええとですね。
 私達にはまだ目的があって、できればシスター・アニェーゼの事を説明・・・・うぁー。」

自分の言葉が一つも入っていない事に気がつく。
皆、五和と麻生のやり取りに夢中で変に盛り上がっている。
オルソラもまぁまぁとほっぺたに片手を当てて、にこに
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