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lineage もうひとつの物語
動乱
ドレイク
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か?」

ハスランは材料を指し問う

「いえ、これを修理にね。仲間のなんだけど無茶するからボロボロで」

ハスランは奇妙な巡り合わせに驚いた。
神が選んだとしか思えないほどに奇妙だ。
その鎧には見覚えがある。
ここでもアレンを見ることになろうとは。

「その持ち主はアレンというナイトでは?」

「ええそうよ。なぜわかったの?」

エレナは少し警戒しながら尋ねる

「昨日南の森で出会ってね。共闘したんだ。強く爽やかな青年だったよ」

「そういうことだったのね。偶然って怖いわ」

「あぁ、それが重なれば奇跡といえるかな?」

ハスランはアレンを思い浮かべこれからどんな偶然が待っているのか楽しみだった。

「では俺は戻らなくては。」

「ええ。私も用事を済ませて戻ることにするわ」

別れる前に握手を交わそうとしたときである

「た、たいへんだー!」

二人は声がしたほうに振り返る。
少年がこちらに向かって走りながら叫んでいる。

「なにがあった!」

ハスランが少年に向かって走る。
エレナも後に続くがハスランは早い。
少し遅れて到着したエレナは水を取りだし少年にわたす。
少年は水を飲んだ後とんでもないことを告げた

「と、とかげ。違う!ドラゴンだ!ドラゴンバレーから飛んできてエントがやられちゃった!」

パニックになりながら必死で話す少年

「友達が反対側に取り残されちゃった!助けて!」

「どっちだ!」

少年は北東を指差す。

「君は子供たちを避難させるんだ。地下の工房がいいだろう」

ハスランは少年に伝えエレナに声をかけ走り出す。

「ほんとにドラゴンが?」

「俺はそれを調査しに戻ってきたんだ。昨日までは何もなかったはずだ」

何か見落としがあったのかもしれないとハスランは悔やむ。
そしてたどり着いた先ではエントが焼かれ火災が発生しパンやアラクネが敵と戦っていた。

「加勢にきました!」

ハスランは弓を引き絞り敵を狙いながらパンに伝える。

「いったいどこから」

「こやつはドレイク。かつてのドラゴンバレーの守護者だ」

パンは槍で牽制しながら語る。

「復活したと?」

ハスランは矢を放ちながら問う

「理由はわからないがそうだろう。ここで食い止めねば母が危ない」

エレナは木の矢ではダメージが通らないためハスランに告げる。

「ここを一時任せてもいいかしら?」

「ああ、任せておけ」

それを聞いたエレナは残されていた子供達を連れ頷き走り去っていった。




3日前のことである。

「ほう、デスナイトが復活したと?」

ここはアデン城、王の間。
ラウヘルは報告
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