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MS Operative Theory
Z計画(プロジェクト)A
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っていた。


◆百式に投入された新テクロノジー

 百式は可変MSとして完成しなかったが、各署に可変MSとして設計された名残が見られる。もっとも顕著なデバイスが可変翼バインダー=ランダム・バインダーで、MA形態でもAMBACシステムとして有効に機能するものだった。

 ムーバブル・フレームも、腹部に操縦系を集中させた標準的規格であり、AEが短期間のうちにフレーム技術を向上させていたことが理解できる。


●ガンダリウムγ製装甲

 軽量化と強度を両立させた新素材「ガンダリウムγ」を装甲材質として採用。機体のサイズや使用しているシステムに比較しても、軽量化に成功している。


●ランダム・バインダー

 稼働肢が設けられたバインダー。MA形態用AMBACシステムとして使用されるはずだった。


●ムーバブル・フレーム

 機体すべてにムーバブル・フレームを搭載。脛部ではフレームが露出しているが、耐久性を損なうことはなかった。


■ムーバブル・フレームの問題

 一旦は完成した百式だったが、高G環境下で変形を行った場合、胴体部フレームに歪みが発生することが判明。結局、AEの技術陣はこの問題を解決できず、百式は非変形型MSとして再設計された。

 百式のムーバブル・フレームは、非変形型MS用として高い完成度を誇っていたが、可変MS用としての使用には耐えられなかったのである。変形機構の中核として採用したムーバブル・フレームの問題により、「Z計画」は挫折することとなった。


●RX-178(ガンダムMk-U)のムーバブル・フレームの入手

 ムーバブル・フレームの改良に行き詰っていたAEに、エゥーゴが奪取したRX-178(ガンダムMk-U)のムーバブル・フレームが届けられた。ガンダムMk-Uに使用されていたムーバブル・フレームは柔軟性と靱性に優れた構造を持ち、AEではこれを参考として可変MS用のフレームを新たに設計した。


●エゥーゴによる新設計案の提示

 ガンダムMk-Uのムーバブル・フレームとともに、エゥーゴのパイロット、カミーユ・ビダンによる設計試案が届けられた。背負い式フライング・アーマーなど、Zガンダムの基本スタイルはこれによって決定されたといわれ、機体の完成に多大な影響を与えた。





補足事項

??「Z計画」における技術の裾野??

 Zガンダムの完成に至るまでに試作されたMSや機材は、膨大な数に上ると推測される。その中で有名なのとして、技術試験的な側面を持つ百式とメタスが知られている。

 また、AE系以外にもティターンズ?地球連邦軍系のガンダムMk-U、カミーユ・ビダンの設計試案も取り込まれていたことを考えれば、「Z計画」は地球圏の先
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