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とある碧空の暴風族(ストームライダー)
ニシオリ信乃過去編
Trick-12-1_で、殺人者さんはなんでこんな所にいるのかな?
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師匠と話をした俺は、思い切ってASEを辞める事にした。
玖渚機関から何かしらの工作をされる可能性があったので、ASEのみんなを巻き込まないためだ。
ASEは大きな企業だが、所詮は表世界にしかすぎない。
何かしらの絡め手をされると厄介だと思う。

それにASEには本当にお世話になった。だから巻き込みたくなかった。

でも俺に出来る事は、他の人の模倣だけだ。
どんな技術も俺はトップを取る事ができない。
トップを取る必要はないとは分かっているが、最初からダメと言われてしまうと
モチベーションは上がらない。
さらに劣化模倣は俺自身の才能ではなく、弐栞の才能と言うから少し複雑だ。

俺は半ば諦めと期待を持って、師匠と同じ何でも屋→請負人を始めた。

最初の数カ月は師匠の下で手伝いを行い、後に独立して仕事を請け負った。

ホント、師匠の依頼って面倒だよ。
なんだよ、殺人鬼3人を説得するとか・・・死ぬかと思った。
ついでに殺人鬼の1人から魂を感知できるスキルを教えてもらったから少しは良いけど。

他にも師匠を伝手として玖渚機関からのアピールが何回かあった。
それほどまでにして俺を機関に入れたいのか! 断る!
師匠も申し訳なさそうにしているが、師匠と草薙さん改め玖渚友(くなぎさとも)さんと
結婚しているらしい。そして水ちゃんは師匠の子供だそうな。
・・・師匠の話題で一番驚いたよ。
玖渚機関からのアピールは無視して、機関からの依頼は請負をして貸しを作っておいた。
これで無理にでも機関に入れようとした場合の盾にはなるかな?
不本意ではあるが、玖渚機関はともかく玖渚友と玖渚水とは仲良くなった。

それにローマ清教からもフリーの請負人になったからいくつか依頼が来た。
神裂さんと模擬戦をして腕試しもしたっけな。死ぬかと思った。なんだよ神人って。チートだ。
それでも神裂さんの役に立ちたかったので、まだ練習中である糸を使った技にアドバイスをした。
認めたくは無いが、糸を使ったスキルは神裂さんより俺の方が上だ。認めたくないスキルでも、恩人の役に立つのなら我慢しよう。


その他にも色々とあったけど、それと同時に自分の時間を増やせるようになった。

別にASEの業務が過酷ってわけでは・・・・すみません、嘘を言いそうになりました。
ASEの仕事は過酷です。報酬は良いけどブラック企業です。

でも自分の時間が取れない程、忙しいわけではない。
ただ仕事範囲が世界中であるため、飛行機トラウマっ子の俺は移動に時間がかかってしまうのだ。陸路か海路しか使えないしね。

独立してからは、仕事の範囲をアメリカを中心にしていたので、ASEほど移動時間は必要ない。
たまにSWATやテッサちゃん、ビバリーさんに会い
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