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デート・ア・ラタトスク
再会&不思議な出来事
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べてみますね。え〜と……おや?」

「どしたの?神無月」

「いや……あそこにいるんですが」

男がモニターに指を指した場所に例の秘密兵器とやらが気絶していた。そしてさっきまで戦っていた少年も気を失っていた

「ちょうどいいわ。あの二人を回収して」

「はい。かしこまりました」

男は指令に礼儀正しく礼をして立ち去っていった


















「う…………う〜ん………ここは?」

エミルは少し寝ぼけながら体を起こす

「確か僕は機械の鎧を着た人達に会って……そこからラタトスクが戦って……そこから覚えてないな」

ラタトスクがあの機械の鎧を着た人間と戦ったのは覚えているが、その後は何があったかは分からなかった。少しだけ考えていると

「うわっ!!」

誰かが驚いた声が聞こえた。隣の方から声がしたので見てみると

「………ん?二人共、目覚めたね」

妙に眠たげな顔をした女性と士道がいた。女性はの顔とは違わぬぼうっとした声で言う

「「だ、だだだだダレデスカ」」

「……ん、ああ」

女性はぼうっとした様子のまま体を起こすと、垂れていた前髪を鬱陶しげにかき上げ、女性の全貌が見取れるようになる。軍服らしき服を纏った、二十歳ぐらいの女性である。無造作に纏められた髪に、分厚い隈に飾られた目、後は何故か軍服のポケットから顔を覗かせている傷だらけのクマのぬいぐるみが特徴的だった

「………ここで解析官をやっている、村雨令音だ。あいにく、医務官が席を外していてね。……まぁ安心してくれ。免許こそ持ってないが、簡単な看護はできる」

「「……………………」」

二人はまるで安心できなかった。だって明らかに、士道やエミルよりもこの令音という女性の方が不健康そうに見えたからだ
それにさっきから、頭で小さく円を描くように身体をふらふらさせている
と、エミルは令音の言った言葉に引っかかりを覚えた

「ここって……どこなんですか?」

エミルが言うと、士道と一緒に周囲を見回す。部屋はまるで学校の保健室のような空間だった。だが、少し異なるのは天井だった。何やら無骨な配管や配線が剥き出しになっていた

「………ああ、〈フラクシナス〉の医務室だ。気絶していたので勝手に運ばせてもらったよ」

「〈フラクシナス〉………?ていうか気絶って………、あ──」

「僕は何があったか分からないけどね………」

士道は理解していたがエミルは途中から記憶がなかったので分らなかった

「……ついてきたまえ。君達二人に紹介したい人がいる。……気になることは色々あるだろうが、どうも私は説明下手でね。詳しい話はその人から聞くといい」

令音は部屋の出入り
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