暁 〜小説投稿サイト〜
ロボティックス・ワールド-Robots of underground facilities-
8.???
世史のその後
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[滅んだ後、他の国とかが何をしたか
 この国を攻め込んだ向こうの国が、こっちに上陸したんだ
 彼らはこっちの持ってた機械の技術が欲しかっただけだからね
 それに関するデータを探してたみたいなんだ]
『そんな情報何処から…?』
[俺の後ろにあるパソコンで、ちょちょいと]

そいつの後ろにはノートパソコンがあった

「サーバーとか生きてたのか?」
[うん、ハッキングしたりとかいろいろ
 一応ログとかも取ってる

 さて話を元に戻すけど
 向こうの国はこの国をとことん探したみたいなんだけど見つからなかったみたいなんだ]
『地上にある施設に何一つ情報を残してなかったのか?
 それもと戦争で壊れた?』
[後者もあるかもしれない
 君たちに25年前、2030年にある命令がきているはずだ]
「定期連絡しなくていいってやつだよな」
[そうそれ、それのおかげで向こうは気づけなかったんだ
 ここが地下だから、向こう側の機械が生きていたとしても、君たちが反応しなければこの施設には入れない]
「この施設に入るために使えるエレベーターは一つ、でも向こうからでもエレベーターは動かせるよな」
[でもあれはパスワード制なんだ、だから向こうからは何もできなかった
 ハッキングとかもできなかったみたいだし]
『…』
[そして、第二次核戦争が始まる
 この国が滅んだのは第一次核戦争ね]
「第二次、またどこか滅ぼされたのか?」
[それはもうちょっと後でね
 この第二次核戦争が始まった理由は、前回の戦争に加担したにも関わらず何の報酬も無かった事
 機械の開発に関するデータが手に入らなかったことに腹をたてていた
 前回加担した奴らの殆どがね]
『で、また組んだの?』
[そうそう、そんな感じ、前回よりは少なかったけどね
 でも相手の国は凄かった、国というか兵が凄かった
 放射能の影響を受けない、そんなトンデモな軍だったんだ
 自国には影響ないからって容赦なく核兵器を使用しまくったらしいんだけど…]
「だけど…?」
[両方とも使いまくったおかげで、もうこの地球は放射能汚染されちゃったんだよ]
『核汚染…、制御フロアの放射能除去装置がONになっていたのはそういうことか!』
[あ、あれがONになってること気づいたんだ、よく気づいたね
 そうだよ、結局そいつらのせいで地上は汚染されてしまった、かなり激しく
 戦争を実行した国々は必死に対応していたみたいだけど、毎日世界で何十万っていう単位で人が死んでいったみたいんなんだ
 そんな状況でもお互い協力するっていう体制にはならなかったみたいだよ]
「それで今、人間は何人生き残ってる?」
[俺を除いて0人、どこの情報を探しても救難信号も何もなかった
 いまだに信じられないけども
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